アウディA6を中古で買う!価格やサイズ、故障率は?

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フォルクスワーゲングループに属するドイツの自動車メーカー・アウディ。

外観のカッコよさや快適な乗り心地を実現する機能性が支持されていて、ベンツやBMWと並んで人気のある輸入車です。

なかでも、アウディ A6はエレガントかつスポーティな造形、走りが魅力で、「いつかは乗ってみたい!」と考えている方も多いでしょう。

ただアウディ A6を新車で購入するとなると、1,000万円以上かかることもあって、簡単には手がでません…。そこでおすすめしたいのが、アウディ A6を中古で購入すること!

新車よりも安く購入できるので、価格次第では安くアウディ A6が手に入りますよ!

本記事では、中古のアウディ A6の価格や特徴、気になる故障率や維持費などを詳しくご紹介していきます。

目次

 アウディとは

 

 

アウディ A6について説明する前に、アウディというメーカーについてご紹介します。

アウディは、ドイツの自動車メーカーで現在はフォルクスワーゲングループに属しています。

4つのリングが連なった「フォーシルバーリングス」と呼ばれるエンブレムが印象的です。

 

アウディは、創業者アウグスト・ホルヒが設立しました。

 

アウディが設立される前は、自分の名前をとったホルヒというメーカーを設立していましたが、自動車の質にこだわるあまり、経営をないがしろにして追放。

 

すぐに新たなホルヒをつくるものの、元のホルヒの抗議によって名前が使えませんでした。

 

そこで、アウグスト・ホルヒはホルヒに響きが似た「horchen」という言葉をラテン語に換えて、「アウディ」という名前をつけました。

 

「horchen」には耳を傾けるという意味があるので、「俺の話を聞け!」「俺のつくる車を見よ!」といった意味が込められているかもしれませんね。

 

1928年には、DKWという企業が買収し、1932年DKW、アウディ、ホルヒ、ヴァンダラーでアウトユニオンと呼ばれる自動車連合を結成。

 

この4つの会社の連合こそが後に現アウディのエンブレムとなる、フォーシルバーリングスに繋がります。

 

第二世界大戦の勃発による製造中止を乗り越えて、1965年ついにアウディブランドが復活します!

 

1985年には、社名としてのアウディも復活!

 

ヒット車種を多数生み出し、新たな駆動システムも開発し、さまざまな苦難を乗り越えて、高級車といえばアウディ、輸入車といえばアウディといった地位を確立し、押しも押されぬ自動車メーカーになりました。

 アウディA6を徹底解剖!

2018 Audi A6 TDi Quattro FrontVauxford / CC BY-SA

2018 Audi A6 TDi Quattro RearVauxford / CC BY-SA

アウディについて知ったところで、アウディ A6にフォーカスして特徴をご紹介!

アウディ A6が属するセグメントや競合車種、新型アウディA6の特徴、歴代のアウディ A6について、それぞれご紹介していきます。

アウディA6はEセグメント所属

自動車のサイズに基づいて、クラスをカテゴライズするセグメントにおいて、アウディ A6は全長約4.8m~5mの車種が入るEセグメントに属しています。

 

同じEセグメントには、輸入車ではメルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズ

国産車ではトヨタクラウン、日産フーガなどがカテゴライズ。

 

アウディ A6をはじめとして、サイズが大きいだけでなく、走行性にも優れた言わずとしれた高級車がいて、競合車種は強力です。

 

ただ、エンジンのダウンサイジングに車両の大型化が主流になりつつあり、Eセグメントは微妙な立ち位置と言われています。

 

多くの車種で大型化が進めば、Eセグメントの競合が少なくなったり、セグメントが下がったりするかもしれませんね。

現行アウディA6のスペック、特徴

Audi A6 2018 (30865528858)Kārlis Dambrāns from Latvia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

現行のアウディ A6は、2019年に発売されています。

現在の主なグレードは3種類

A6 40 TDI

A6 45 TFSI

A6 55 TFSI S line

40 TDIはディーゼルエンジンとなります。

 排気量(PS)  馬力(PS) トルク(kgm) 燃費(km/ℓ)
40 TDI   2   204   40.8   16.1
45 TFSI   2   245   37.7   11.4
55 TFSI   3   340   51.0   10.8

 

以下サイズ

   全長(mm)    全幅(mm)    全高(mm)
    4940     1885     1465

 

それではエクステリアやインテリア、走行性能、運転支援機能を項目ごとに見ていきましょう。

・エクステリア

セダンフォルムの車体は、アウディらしい風格やエレガントさがありながらもスポーティさも融合したプロポーションが魅力的。

エクステリアを象徴するのは、より精悍になったヘッドライトです。

精悍な表情はもちろん、高精細・高解像な照射によって、夜間の道を明るく照らし続けます。

Audi A6 2018 (44686504882)Kārlis Dambrāns from Latvia [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

Audi A6 2018 (44686503982)Kārlis Dambrāns from Latvia [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

・インテリア

インテリアは、シンプルで美しいデザインはもちろんですが、デジタルインターフェイスを採用した快適な走行を操る近代的なコックピットに仕上がっています。

直感的操作を可能にする2つのモニターディスプレイによって、ボタンやスイッチを減らしたスッキリしたコックピットに。

さらにAudi connectが専任のオペレーターとなって、ナビやレストラン予約、ニュース・天気などあらゆる情報をサポートしてくれますが有料です。(月額計算で約1500円)

Audi A6 Monrepos 2018 IMG 0123
Alexander Migl [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

Audi A6 2018 (30865529998)Kārlis Dambrāns from Latvia [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

・走行性能

アウディ A6には、4WDシステムquattroに的確にパフォーマンスが制御され、路面をしっかりと掴み続けます。

さらに7速Sトロニックトランスミッションによって、瞬時にシフトチェンジが可能に。(ディーゼルエンジンは8速)

エンジンとシステム、トランスミッションが高性能・高効率を実現し、快適なドライブに連れて行ってくれるわけですな!!

・運転支援機能

アウディ A6には、最先端のドライバーアシスタンス&セーフティが搭載されています。

最大22個のレーダーやセンサー、カメラによって、走行状況を認識し、走行や駐車をしっかりアシストしてくれます。

前方車両との距離や速度を自動で保ち、車線を超えないようにハンドリングもサポート。

渋滞時の停止・発進もお手の物です。

ドライブを快適かつ安全にサポートする心強い味方ですね。

 

万が一の事故も未然に防ぐ安全機能も備わっています。

 

センサーによる衝突警告や緊急ブレーキで、車同士の衝突や歩行者・自転車との接触を防ぎます。

アウディプレセンスベーシックやアウディプレセンスリヤという安全性能も特徴です。

アウディプレセンスベーシックは、事故の危険を察知して、シートベルトの拘束力を強め、ハザードランプの点滅などが自動で行われます。

アウディプレセンスリヤは、後方からの追突に備える安全機能です。

 

乗員を守る設備が充実していて、安心してドライブを楽しめます。

歴代のアウディ A6

 

アウディA6は、1代目は1994年に販売が始まりました。

2代目は1997年、3代目は2004年、4代目は2011年にそれぞれ発売され、2019年3月に発売された現行の5代目アウディA6に至ります。

それぞれの歴代アウディでマイナーチェンジが行われ、3代目のように毎年ブラッシュアップを加えているA6もあります。

アウディ A6 1994年モデル

アウディA6 1994年モデルは、1968年から製造されていたアウディ100のマイナーチェンジによって生まれた車種です。

アウディ100を感じさせるクラシックな見た目になっています。

初代
1st Audi A6

アウディ A6 1997年モデル

1994年モデルがフルモデルチェンジして誕生したのが、1997年モデルです。

セダン随一の空気抵抗値の低さを誇ったことでも有名になりました。

1997年モデルから安全設備が搭載されるようになり、デュアル&ヘッドレベルエアバッグやプリテンショナー付きシートベルトなどが備わっています。

初代と2代目で迷っているなら、安全性能の高い1997年モデルがおすすめです。

2代目
Audi A6 C5 2 -- 01-13-2010

アウディ A6 2004年モデル

2004年モデルは、2005年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルで、アウディA6が確固たる地位を築いたきっかけとも言えるでしょう。

2代目までのクラシックなデザインかエレガントでスタイリッシュな見た目になったのも2004年モデルです。

中古車価格の相場は、30万円~200万前後になっているので、はじめてのアウディA6として、手が届きやすいでしょう。

3代目
2007 Audi A6

アウディ A6 2011年モデル

2011年モデルには、アウディ・ウルトラ・ライトウェイト・テクノロジーという技術が使われ、軽量化を実現しました。

新型アウディA6に搭載されているAudi connectも搭載されているので、新型に近い性能でドライブを楽しむことができます。

4代目
2012 Audi A6 -- 07-07-2011 1

アウディ A6の故障事例

輸入車や中古車で気になるのが、やはり故障ですよね。

せっかく購入しても故障しやすかったら、満足に乗ることができず、修理費や維持の手間だけがかかってしまいます。

アウディA6の故障事例をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アウディA6オーナーの声を聞いてみよう!

どんな故障があるのか、どのくらい故障したことがあるのかは、アウディA6オーナーが一番知っているはずですよね。

車情報サイトの口コミを調べてみたところ、故障が少なくて良いという声もあるものの、故障の頻度が多い、修理費用がかさむといった声もありました。

実際の故障経験をご紹介していきます。

 

・オイルの消費が激しくなる
「5年目くらいから、急にオイルの消費が早くなり、黄色いオイルランプがつく間隔が、非常に短くなりました。そのつど、オイル補充(有料)してましたが、 昨年3月にディーラーで、詳しく点検してもらい、オイルセパレーター交換しました(38000円)」https://carview.yahoo.co.jp/ncar/catalog/audi/a6/chiebukuro/detail/?qid=1070660100

 

「最近オイルの減りが早い(毎月0.5L補給)」https://minkara.carview.co.jp/car/audi/a6_sedan/review/detail.aspx?cid=55654

アウディA6の故障経験で、オイル消費が早くなるという口コミが多く見受けられました。

パーツを交換したり、その都度補充したりしていても減りやすくなるようで、補充の手間や費用がかかっていまいます。

アウディA6に限らず、ドイツ車に多い故障と言われていて、エンジンオイルが漏れやすいようです。

口コミにもあるように、オイルセパレーターというパーツを点検・交換するのが最適な対処法になります。

エンジンオイルの消費量を減らすことができ、オイル上がりを解消してオイル漏れを防ぐことができます。

・ミッションがロックされる
「ミッション(ティップトロニック)が3速でロックし、ミッション制御コンピュータ交換・MMIが使用不能になりメインコンピュータ交換」https://minkara.carview.co.jp/car/audi/a6_sedan/review/detail.aspx?cid=38098

トランスミッション系の故障経験があるオーナーも見受けられました。

本来アウディA6は、7速Sトロニックトランスミッションによるなめらかなシフトチェンジが魅力ですが、途中でロックされてしまう故障があるようです。

他にも、ミッション系統の故障で、ギヤがパーキングに固定されたといオーナーもいました。

トランスミッション以外にも、制御用CPU・電気系統の故障が原因の場合もあります。

・エンジンの不調
「年に一回は故障し、毎年10万円以上の点検修理費用が必要でした。10年目にしてエンジン不調となり数回にわたり部品交換等をしてみましたが、最後はさじを投げられ、原因不明でこれ以上はエンジンを外して点検しないとわからない。費用は100万円だと言われ、泣く泣く廃車にしました。」https://www.goo-net.com/car_review/20101505/64842.html

 

「すべて新車購入ですが、なぜか3年間の無償メンテナンスが切れた4年目に大きく故障する。
今回もまだ3万しか走って無いのにエンジン故障で65万掛かりました。」https://minkara.carview.co.jp/car/audi/a6_sedan/review/detail.aspx?cid=170193

何人かのオーナーは、エンジンの故障を経験していました。

長く乗っていると経年で劣化しますが、アウディA6のエンジン不調はあまり乗っていなくても起きることもあるようです。

エンジンから異音がしたり、最悪エンジンがかからなくなったりしてしまいます。

エンジンが故障してしまうと、エンジン交換や修理に多くの費用がかかります。

頻繁に起こる故障ではないものの、年代の古いアウディA6を購入する場合は、注意したい部分です。

アウディ A6は実際故障しやすい?それとも丈夫?

Audi A6 I Genf 2018Alexander Migl [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

 

アウディA6オーナーの故障経験をご紹介しましたが、「オーナーの乗り方にもよるんじゃないの?」「きっと何十年も乗ってたんでしょ?」と思う方もいるでしょう。

実際のところ、アウディA6が故障しやすいのか、それとも丈夫なのか知りたいですよね。

故障しやすさの目安となるデータとして、アメリカのJDパワー社が毎年発表している自動車耐久品品質調査があります。

この調査では、外装やインテリア、走行性能などを含め177項目において不具合経験をリサーチし、車100台あたりの不具合指摘件数を算出します。

数値が少ないほど故障が少なく、耐久性のある車を生産しているメーカーとなります。

 

 

2019年に発表された最新の自動車耐久品品質調査 では、上位10メーカーは以下の通りになっています。

https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds

業界平均値は136ポイントという結果が出ています。アウディはトップ10に入ってはいますが、トップのレクサスと20ポイント近い差があり、業界平均値よりすごく離れているわけでもありません。

同じEセグメントのクラウンやBMW5シリーズを発売しているトヨタとBMWはそれぞれ3位、7位となっているのも気になるところですね。

結果だけを見ると、他のメーカーよりも圧倒的に故障しにくいとは言えないので、故障の可能性も理解した上で、中古のアウディA6の購入を検討してみましょう。

Audi A6 2018 (30865530248)Kārlis Dambrāns from Latvia [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

アウディ A6の維持費

ここでアウディ A6の大まかな維持費を見てみましょう。

必ずかかる金額として自動車税、重量税、自賠責保険、車検代を1年間に支払う金額にすると………3モデルで約8.5万円ほどです。

 

走行距離によって差がありますが、単純に年間10000キロ走行ぐらいだとして、任意保険(14万)、駐車場代(0~15万)、メンテナンス代(10万)、ガソリン代(18.5万)合わせます。

 

すると、年間総額は………約57万円程、月々47500円ぐらいですね。(駐車場年6万計算)

ちなみに2Lエンジンはざっと年間55万 月々45000円ほど…

 

駐車場の有無や保険の等級によってもかなり変わりますが、メンテナンス代がかなり余裕をもたせて10万円で見積もっているので、ぶっちゃけそんなにかかりません!!(大きな故障が無ければ月々マイナス1万円くらい?)

メンテナンスも正規ディーラーではなく、取り扱える整備工場によってメンテナンス維持費はかなり変わります。

中古で購入して、ディーラー保証が無く、すべてのパーツを純正品にすると、安心を手に入れる代わりにメンテナンス費用は恐ろしく膨れ上がる場合があるので注意が必要です。

まとめ

Audi A6 I Genf 2018Alexander Migl, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

最後に、新型のアウディA6や歴代のアウディA6の中古価格相場をご紹介します。

車情報サイトによって、中古価格相場に違いがあるので、アウディA6のモデルごとに、おおよその価格相場にまとめてみました。

 

すべて走行距離5万㎞以内で検索しています。

アウディA6 2004年モデル         平均83万円
アウディA6 2011年モデル             平均340万円
アウディA6 2019年モデル               平均647万円

(2021年11月カーセンサー調べ)

 

先進機能盛りだくさんの現行モデルは、まだまだ相場が高い状態です。

 

今回はアウディA6の中古購入について、新型・歴代モデルの特徴や故障事例、故障率、維持費などをご紹介しました。

エクステリアやインテリア、走行性能、先進機能は申し分ない性能で、安全かつ快適にドライブを楽しめる輸入車です。

ただ、故障事例や故障率を見ると、絶対に故障しないとは言い切れないので、故障の可能性を理解しなくてはいけません。

故障の可能性を理解した上で、中古のアウディA6の購入をぜひ検討してみましょう!!

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もし、希望にピッタリの車が見つかれば…その時に買うかどうかの決断をするのみ!!

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