輸入中古車を選ぶ際にその名前が挙がることも多いメルセデス ベンツもし、あなたが輸入中古車を初めて購入したくて、特にメルセデス ベンツ Eクラスに興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
・メルセデス ベンツ Eクラスの歴史、魅力とは?
・先代Eクラスとどのように違うのか?
・メルセデス ベンツ Eクラスのサイズは?
・クーペやカブリオレの違いは?
・中古のメルセデス ベンツ Eクラスは故障しやすい?
・実際のオーナーの評価は?
・現在の中古相場
について、紐解いいきましょう!!
Tokumeigakarinoaoshima [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
目次
・メルセデス ベンツ Eクラスとは?そしてこの車の魅力とは!?
メルセデス ベンツ……この100年以上の歴史を誇るドイツの自動車メーカー。
シルバーアローのボディーの由来や歴史はこちらに記載しています。
ミスターキングオブ知名度のメルセデス ベンツが、ミドルサイズであるEセグメントに属する車種がEクラスです。
本国ドイツではタクシーに使われている程メジャーな車種です。
(競合車種、BMW5シリーズ、ジャガーXF、アウディA6など)
初代メルセデス ベンツ Eクラスは、1985年に登場していますが、Eクラスの名がつく前までさかのぼると、1950年代まで戻ってしまいます。
そして、近年はモデルチェンジを約7年の間隔で行い、現在5代目となっております。
2代目 1995
No machine-readable author provided. M 93 assumed (based on copyright claims). [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
No machine-readable author provided. M 93 assumed (based on copyright claims). [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
5代目 2016(現行)
Vauxford [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Vauxford [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
現行車はパッと見た感じでは、CクラスもSクラスも大きさ以外での見分けが付きにくくなっていますね。
しかし!
デイライトのラインの本数で簡単に見分ける事ができちゃいます!
Eクラス(2本)
Bindydad123 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Sクラス(3本)
Alexandre Prévot [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons
しかし!!
2020年よりビッグマイナーチェンジしており、もはやモデルチェンジでしょうがと言いたくなるほど変更され、各クラスの見分け方が難しくなってしまっています。
2020年ビックマイナーチェンジ
Wikisympathisant, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
Wikisympathisant, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
メルセデス ベンツ Eクラスの標準装備、先進テクノロジー
Bindydad123 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
次に、現行のメルセデス ベンツ Eクラスの標準装備や先進テクノロジーはどのようなものがあるのでしょうか?
メルセデス ベンツはボルボと並び、専門の事故調査チームを持ち、車両開発にフィードバックさせ安全を第一に考えるメーカーです。
主な先進テクノロジーはもちろん安全性ですね。
・ブラインドスポットモニターは当然ながら、ウインカーの作動だけで、自動で安全確認をして、車線変更までおこなうアクティブレーンチェンジングアシスト
・自動ブレーキ、緊急回避等も当然。万が一の時に歩行者を守るためにボンネットが浮き上がり、衝撃を軽減させるアクティブボンネット
・衝突時の音に対して、スピーカーからノイズをだし聴覚への影響を軽減するPRE-SAFEサウンド
・事故が起こる瞬間を察知し、直前に各安全機能がすでにスタンバイ、起動をする機能も標準装備です。
そうです。この車には反射神経のようなものが備わっているのです。
その他にも追尾、停車、発進機能付きの半自動運転
道路標識読み取り機能
などの先進技術が惜しげなく投入されています。
・メルセデス ベンツ Eクラスのスペック、サイズ一覧
Travelarz [CC BY-SA 3.0 pl], via Wikimedia Commons
ここでは、現行のメルセデス ベンツ 現行Eクラス(ビックマイナーチェンジ前)の燃費やサイズ等のスペック一覧です。
実際に中古車を購入するとき、検討するときの参考にしてみてください。
また、グレードは
・ベースグレードでハイブリッドエンジンのE200
・ディーゼルエンジンのE220 d
・ガソリンエンジンのE300
・プラグインハイブリッドのE350 e
を記載します。
グレード名 | 排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kgm) |
E200 | 1.5 | 184 | 28.6 |
E220 d | 2 | 194 | 40.8 |
E300 | 2 | 258 | 37.8 |
E350 e | 2 | 211 | 35.7 |
以下サイズ一覧
モデル名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
E200 | 4930 | 1850 | 1455 |
E220 d | 4930 | 1850 | 1455 |
E300 | 4950 | 1850 | 1455 |
E350 e | 4923 | 1852 | 1475 |
微妙なサイズの違いがありますが、5メートルを切っているので立体駐車場に入りますね。(古い立体駐車場は5mまでの制限が多い)
ベースグレードのE200のハイブリッドシステムはかなり補助的なのに対し、プラグインハイブリッドのE350 eはシステム出力がトルク 45kgf程上乗せされる形となります。
AMGとの違いは?
そもそもAMGって何??と思う方に簡潔に説明します。
AMGといえば、スポーツスペック専門のメルセデス ベンツのサブブランドですが、1999年まではレーシングカーなどを手掛けるチューン会社でした。
また、メーカーの方は『AMG』と英語読みですが、『アーマーゲー』と言う愛称もよく使われています。
今でいえば、アウディのRS、BMWのMシリーズのように固めの足回りに強化ブレーキ、高強度ボディー、ハイパフォーマンスエンジンなどスポーツスペック専門のグレードです。
全く別物と言ってもいいレベルのスペックです。
勿論、お値段もハイパフォーマンスです!!
AMG最上グレードのE 63 Sのスペックも記載しておきます。
排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | |
E63 S | 4 | 612 | 86.7 |
サイズ | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
E63 S | 4995 | 1905 | 1460 |
カブリオレやワゴンなどの違いは?
ここで今更ながらにカブリオレやワゴン、クーペの違いを雑に説明します。
フロントマスクはほぼ同じ。
セダン=乗用車の王道!
EurovisionNim [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
EurovisionNim [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
カブリオレ=開放感の代名詞!オープンカー!!
Vauxford [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
ワゴン=荷物が沢山入る!ハッチバックタイプ!!
Matti Blume [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
クーペ=スタイリッシュ!2ドアタイプ!!
Herranderssvensson [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
はい以上です。
・中古のメルセデス ベンツ Eクラスは故障しやすい?オーナーの評価は?
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、メルセデス ベンツ Eクラスは故障しやすいのか?安全に運転できるのか?についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
メルセデス ベンツ Eクラスを含め、輸入車全般ですが、日本では「故障しやすい」という噂があるぐらい、評判は良い方ではありません。しかし、実際にはどうなのでしょうか?
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
外装やインテリア、走行性能などを含め177項目において不具合経験をリサーチし、車100台あたりの不具合指摘件数を算出します。数値が少ないほど故障が少なく、耐久性のある車を生産しているメーカーとなります。
参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds
2019年度調査で、メルセデス ベンツ社は、業界平均スコア136に対してスコア134、31社中13位という結果です。また、多くの日本のメーカーより、良いスコアではありませんが、比較的故障は少ないでしょう。
欧州市場では、普通の故障率ですが、日本のメーカーよりは故障しやすいということが分かります。
・中古のメルセデス ベンツ Eクラスの故障の事例は?
では、メルセデス ベンツ Eクラスは具体的にどんなトラブルがあるのでしょうか?
Eクラスと言うより、メルセデス全体でよく声の上がる故障事例を3つご紹介します。
その1 エアサスペンション(エアサス装着車のみ)
エアサス装着グレードには切っても切れない関係。
部品点数も多く、ディーラー修理で40万程は見ておかなければなりません。
しかし、一度エアサスを体験するとノーマルのバネサスには戻れなくなりそうな快適性は是非味わってください!!
基本的にEクラスはエアサス装着では無いので、安心ポイントでもあります。
その2センサー類の誤作動
よく起こるのがエアマスセンサーやクランク角センサー、NOXセンサー(交換費約10万2個付いています)などのセンサー類全般ですが、消耗品なので仕方なくもあります。
1年で交換した事例から10年交換なしと幅が広いので運の要素が高いです。
その3オイル漏れ
エンジンやミッション系、パワステポンプなど、主にパッキンなどのゴム類が亀裂が入ることによるオイル漏れ。
経年劣化により起こりやすいが、輸入車にとっては持病のような物。
そんなに故障しない?
上記に上げたとうりほとんどの事例が経年劣化による事なので、マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるでしょう。
日々の日常点検と最寄りの信頼出来る整備工場を見つけておく事をオススメします。
オーナーの評価は?
燃費は高速や信号のない道などならいいが、街乗りだとガクッと悪くなる。センターコンソールがちゃっちい。ターボが付いてるのか乗ってて分からない。多分タービンとか小さくて低回転からパワーが出る仕様だと思う。馬力の数字も低いのはそのためだと思う。シフトレバーがコラムは古臭い感じがする。 https://www.goo-net.com/car_review/20251504/70506.html
ナビとスピードメーターが一枚の細長い液晶パネルに全部入っているような感じになっていて、かなり今風です。 カーナビは通常のものよりも画面サイズが大きいのでとても見やすいです。
ただ液晶パネルというのは立体感がなく、あまり高そうには見えないというのはマイナスポイントです。
最新モデルでも中古車になると割りと安くなり、かなり状態が良いのに400万円台で購入できました。
高級モデルの車はワンオーナーでも通すとほとんど乗っていないのに価格が下がるので実はオススメです。
価格以上の高級感があり、街で運転していても周りからの視線を感じます。正直気分が良いです。
大きい車というと従来は乗り回しが難しかったのですが、今では後方にはカメラが付いていたり、衝突回避機能が付いているので、 街乗りでも楽に運転できるなぁと感じました。https://www.carsensor.net/catalog/mercedes-benz/e_class/review/F005/
・現行メルセデス ベンツ Eクラスを中古で買う!まとめ
現行モデルのメルセデス ベンツ Eクラスについて魅力、サイズや評価がわかったのではないでしょうか?
中古の現行メルセデス ベンツ Eクラス(マイナーチェンジ前)の価格は走行距離5万㎞以内で178万円~678万円。
300万以内ぐらいで、程度の良い個体が多いですよ!!
(2021年9月現在カーセンサー調べ)
あなたが、メルセデス ベンツ Eクラスと共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。
ネットで出回っている中古車情報は全体の約30%しかない事を知っていましたか!?
中古車買い取り・販売国内大手のネクステージと提携しているズバット車販売が残りの約70%の非公開車両の中からも、あなたにピッタリの1台を探します!
すぐに車が欲しい人も、自分にピッタリな車が見つかれば欲しい人も、希望を伝えていつも通り生活するだけ!
いつ運命の1台に巡り合うか分からないので、早いに越したことはないですよ!!
もし、希望にピッタリの車が見つかれば…その時に買うかどうかの決断をするのみ!!