フォルクスワーゲン パサート、この車の歴史をご存知でしょうか?また、この車の評価や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?
もし、あなたがフォルクスワーゲン パサートに興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたにフォルクスワーゲン パサートとは?
フォルクスワーゲン パサートの特徴とは?
TSI Trend line、 TSI Elegance Line、TDI Elegance Line、TSI Highline、TDI Highline、TSI R-Lineのグレードの違いは?
フォルクスワーゲン パサートの評価は?
中古のフォルクスワーゲン パサートは安心して乗れる?
について、お伝えします。
目次
・フォルクスワーゲン パサートとは?そもそもフォルクスワーゲンって??
フォルクスワーゲンはドイツのカーメーカーで、1937年、ヒトラー政権時代に創立され、80年以上の歴史を誇ります。
フォルクスワーゲンとは『国民車』を意味します。
アウディ、ブガッティ、ベントレー、ランボルギーニ、ポルシェ、ドゥカティなど、名だたる企業を子会社に持ち、世界での販売台数では世界一を常にトヨタと争う巨大企業です。
フォルクスワーゲンの生い立ちについては、こちらに詳しくまとめています。
フォルクスワーゲン パサートとは?
初代パサート
Bundesarchiv, B 145 Bild-F040729-0028 / Schaack, Lothar / CC-BY-SA 3.0 [CC BY-SA 3.0 de], via Wikimedia Commons
そんなフォルクスワーゲンが、商品ラインナップの中に、大激戦区のスモールセダン市場のDセグメント(競合車種、BMW3シリーズ、メルセデスCクラス、ジャガーXE、アウディA4、プジョー 508など)として代表的なモデルがフォルクスワーゲン パサートです。
1973年 フォルクスワーゲンは主力車種がビートルのみだった事からの脱却を狙って開発されました。
現行フォルクスワーゲン パサートは国内では2015年に登場しています。
現行型パサートは現在8代目となります。
7代目
Kruglovsasha [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
8代目(現行)
TD [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
・フォルクスワーゲン パサートの特徴とは?
欧州カーオブザイヤー2015を受賞した記憶が新しいフォルクスワーゲン パサートですが、主な特徴はどういった物なのかを見ていきます。
最も大きな特徴は、一言で言うと…世界最高水準の安全性と環境性能にラグジュアリーさが加わったオーールマイティーセダン!!
Herranderssvensson [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Herranderssvensson [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
全然一言でいえませんでしたが、ラグジュアリーでは同系列車のアウディがあるじゃないか!!っと思いましたか??
たしかにラグジュアリーさではブランドイメージ的にもアウディの方が格上かもしれません。
しかし!!…これから紹介する先進機能を知ればまったくもって負けていません!
むしろ販売台数で比較しても希少性があってgood!!
・歩行者検知機能付き自動ブレーキ機能
・自転追尾式クルーズコントロール
・レーンキープ支援システム
・衝突検知機能
・アラウンドビューモニター
・駐車アシスト機能などの先進安全機能はぜーんぶ標準装備!
また、プロアクティブ・オキュパント・プロテクション機能も標準装備。
これは急制動やオーバーステアなどで事故の可能性を検出すると、シートベルトを締め上げ、同時にウインドーを閉じます。
さらに、9個ものエアバック標準装備し、抜群の安全性が『さすが!!』と言わざるを得ませんね!
Herranderssvensson [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
その他の安全装備やシートヒーターなどの快適機能はハイライン以上のグレードから標準装備なので、ハイライン以上のグレードをオススメします!!
公式サイトによると…
事故を起こさないために、何ができるか。
人を最後まで守りぬくために、何ができるか。
フォルクスワーゲンは、いつの時代も、自動車の安全性を考えぬき、進化させてきました。
いち早くABSや横滑り防止装置ESCを標準装備したのも、その一例です。
いちばん新しいフォルクスワーゲンの安全思想、「Volkswagen オールイン・セーフティ」。
事故が起きないように予防する。万一の時のダメージを、可能な限り軽減する。
それだけでなく、二次被害の防止までをトータルに実現。
クルマが直面するあらゆる状況を徹底的に考えぬき、3つのステップで危機を回避します。
上級モデルだけでなく、すべてのクルマに、こうした最先端の安全技術を。
私たちが提案する、ひとつ先の安全性です。
安全性について本気で考えこないと出て来ない言葉ですな!!
・フォルクスワーゲン パサート TSI Trend line、 TSI Elegance Line、TDI Elegance Line、TSI Highline、TDI Highline、TSI R-Lineの違いは?
Christian Giersing [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
ここでは、フォルクスワーゲン パサートのスペックの違いについて一覧してみます。
実際に中古車を購入するとき、検討する時の参考にしてみてください。
トレンドラインはベーシックグレード、そこからエレガンスライン、ハイライン、R-ラインの順に上位グレードに上がります。
また、TSI、TDIの違いはTSIがガソリンエンジンでTDIがディーゼルエンジンです。
主な違いはエンジンと標準装備が異なります。
グレード名 | 排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | 燃費(km/l) |
トレンドライン | 1.4 | 150 | 25.5 | 20.4 |
エレガンスラインTSI | 1.4 | 150 | 25.5 | 20.4 |
エレガンスラインTDI | 2.0 | 190 | 40.8 | 20.6 |
ハイラインTSI | 1.4 | 150 | 25.5 | 20.4 |
ハイラインTDI | 2.0 | 190 | 40.8 | 20.6 |
R-ライン | 2.0 | 220 | 35.7 | 15.6 |
以下サイズ一覧です。
グレード名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
トレンドライン | 4785 | 1830 | 1465 |
エレガンスラインTSI | 4785 | 1830 | 1465 |
エレガンスラインTDI | 4785 | 1830 | 1465 |
ハイラインTSI | 4785 | 1830 | 1470 |
ハイラインTDI | 4785 | 1830 | 1470 |
R-ライン | 4785 | 1830 | 1460 |
R-ライン、は高さが1cm低く、ハイラインは0.5cm高くなっています。
やはりTDI(ディーゼルエンジン)の方が加速の指標として見られる、トルクが太いのが分かりますね。
・中古のフォルクスワーゲン パサートは故障しやすい?評価は?
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?
中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、フォルクスワーゲン パサートは故障しやすいのか?安全に運転できるのか?について、そしてパサートオーナーの評価についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
中古を含め、フォルクスワーゲンは輸入車全般のイメージからか、日本では「故障しやすいのでは?」と言われています。
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
この調査はアメリカ国内で販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。
米国内だけの調査になりますが故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。
参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds
2019年度調査で、フォルクスワーゲン社は、業界平均スコア136に対してスコア131、31社中12位と信頼度は高めという結果です。
主な故障の事例ですが…現行車まだまだ新しい車種なのでこれといった報告はございませんが、フォルクスワーゲンが誇るDSGミッションの故障事例は過去によく報告されていました。
またDSGオイルのメーカー推奨が6万キロですが、乗り方によって大きく異なります。
2年程で6万キロ走る人もいれば、同じく2年で1万キロの方もおられますので走行距離が浅いだけではなく、整備記録簿が無い場合は避けるのが無難です。
ただ輸入車特有の世間のイメージからか、売る時はお値段がかなり下がりやすい傾向にあります。
逆に中古で買うときは、かなりのお買い得車になると予想出来るので買いですね!!
輸入車全般的に言える事ですが、日本車と比べると電気系統の誤作動はよく起こりますが、これらは故障ではなく、トラブルなので知らないうちに直っていたりします。(笑)
とは言っても最近の車ですし、信頼度はかなりあるかと思いま
す。
そんなに故障するものでもないし、故障を警戒しすぎると乗れないですもんね!!
フォルクスワーゲン パサートのオーナー評価は?
ここで実際のパサートオーナーの評価を見てみましょう。
楽に運転できて、安定性あり、加速も良くできは良い。が、格からすると他社に見劣りしてしまう勿体無さが少し惜しい。
https://minkara.carview.co.jp/car/volkswagen/passat_sedan/review/
室内の広さ、エンジンパワー、 デザイン、全てが好バランスです。後席の広さは十二分で家族にも好評です。エンジンは低速トルクがあり、発進から力強く非常に扱いやすいです。デザインはシャープで良いと思います。特に斜め前から見たアングルが好きです。パサートを購入した大きな理由の一つにこのデザインがありました。https://minkara.carview.co.jp/car/volkswagen/passat_sedan/review/?pn=2
兎に角、フィーリングが私に合っている。 久々のダブルクラッチだが、B7からは随分改善されている。 下手なCVTに戻りたくない! 表現が難しいがコーナーリング、ハンドリングはアウディーA4の方が良いかもしれない。 高速走行はやっぱりパサートの方が安定している。地面に吸い付くような感じ。 強いて言えば、タイヤのせいか繋ぎ目のショックが少し気になる程度。 静粛性はアウディーと同レベル。 ブランドを気にしなければこれ以上コスパに優れた、いやそれ以上の車に出会ったことがない。https://www.gooworld.jp/car_review/20351504/69838.html
素晴らしく良くできた車でフォルクスワーゲンが本気で力を入れて作ったのが伝わります。乗り心地が良く静粛性も非常に高いのですが他のプレミアDセグと比べれば楽しさでいえばあと一歩なのかなとは思います。ただそれぐらいしか欠点が見つけられないほど完璧に近い車だとは思います。https://review.kakaku.com/review/K0000789767/#tab
全部は載せれないので(面倒くさい訳では無い)ざっと総評すると、低排気量とは思えない走りに安全装備を含む機能性、シャープなエクステリアなどが定評のようですね。
Jakub “Flyz1” Maciejewski [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
私としては、横に直線的に配置されているエアコン吹き出し口が、デザインと機能性が見事に調和せれていてウットリしますね~!
また、オプション設定のフル液晶メーターディスプレイもカッコイイ!(故障したら全交換でしょうが…)
JCS1981 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるので、日々の日常点検と最寄りの信頼出来る整備工場を見つけておく事をオススメします。
・現行フォルクスワーゲン パサートを中古で買う!まとめ
現行モデルのフォルクスワーゲン パサートについて歴史や評価がわかったのではないでしょうか?
中古の現行フォルクスワーゲン パサートの価格は走行距離5万㎞以内で135万円~468万円のようです。(2021年12月現在カーセンサー調べ)
あなたが、フォルクスワーゲン パサートと共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。
ネットで出回っている中古車情報は全体の約30%しかない事を知っていましたか!?
中古車買い取り・販売国内大手のネクステージと提携しているズバット車販売が残りの約70%の非公開車両の中からも、あなたにピッタリの1台を探します!
すぐに車が欲しい人も、自分にピッタリな車が見つかれば欲しい人も、希望を伝えていつも通り生活するだけ!
いつ運命の1台に巡り合うか分からないので、早いに越したことはないですよ!!
もし、希望にピッタリの車が見つかれば…その時に買うかどうかの決断をするのみ!!