車好きであれば、一度は外国産の車種に憧れることがあるでしょう。
新車には手がでないけれど、中古なら何とか購入できるかもしれないと、密かに購入を考えているはずです。
ただ中古には故障のリスクがあり、憧れの車種を手に入れたい気持ちと故障への恐れがせめぎあっているでしょう。
そこで、フランスの自動車メーカーであるプジョーの508に注目して、故障事例や故障率をご紹介していきます。
プジョー社やプジョー508の基本情報も紹介するので、中古のプジョー508購入のヒントにしてみてくださいね!
目次
プジョーってどんなメーカー?
508を販売しているプジョーは、フランス発祥の自動車メーカーです。
後ろ足で立ち上がったライオンがロゴマークに使われ、プジョーのトレードマークとして親しまれています。
プジョーが自動車メーカーとして設立されたのは1882年で、世界最古の量産自動車メーカーとも言われています。
1948年には、戦後はじめて生産されたモデルとして、フレームレスのモノコックボディを採用したプジョー203がリリースされます。
1968年に発表されたプジョー504は、1969年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2006年までに累計370万台を売り上げた人気モデルです。
504
1983年にはプジョー人気を再燃させたプジョー205が発表され、世界ラリー選手権でタイトルカーとなり、最も輸出されたフランス車になりました。
その後も次々に新たな車種を発表し、2019年3月には新型プジョー508、2019年6月には新型プジョー508SWが販売開始され、プジョーブランドの勢いが増しています!
プジョー508のセグメント・競合車種は?
プジョー508は、競合がひしめき合う、ミドルサイズのセダン(Dセグメント)に分類されます。
Dセグメントセダンの競合車種は、メルセデスベンツ Cクラス、フォルクスワーゲン パサート、アルファロメオ ジュリア、BMW 3シリーズ、アウディ A4などがあります。国産車では、レクサス ISや日産 スカイラインなどが同セグメント車です。
プジョー508の特徴
プジョー508の初代モデルは、2011年から2018年にかけて生産されていました。
途中、2015年にマイナーチェンジを行い後期型に、2019年から2代目となる、新型プジョー508が販売開始されています。初代から順に、先進機能や安全性に注目してご紹介していきます!
初代プジョー508
初代プジョー508は、プジョー407とプジョー607の後継モデルとして発表されました。
プジョー607
プジョーのロゴマークがフロントグリルに配置され、新たなプジョーのスタイリング第一号と知られています。
407に比べて、車内スペースが広くなったにも関わらず、40kgもの軽量化を実現しました。
軽量化によって、走行性能を引き上げ、しなやかでスポーティな走り心地に磨きをかけています。
さらに車内設備には、フルオートエアコンやクルーズコントロール、電動パワーシートなどを標準装備しています。
初代508後期
Navigator84 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
新型プジョー508
2019年3月に発表された新型プジョー508には、もはやセダンではないという声があるほど、スポーティさに磨きをかけています。
スポーティさにエレガントさも残し、セダン以上の存在を目指しています。
プジョーらしいしなやかでスポーティな乗り心地をさらにブラッシュアップし、路面状況やドライブモードに合わせた最高の走りを実現します。
安全性に配慮した先進機能には、様々なテクノロジーを活用したドライビングアシスト機能が備わっています。
12個の超音波センサーや赤外線カメラ、レーダーなどあらゆる角度から、歩行者や障害物を察知し、安全なドライブを実現しています。
他にも、ナイトビジョンやアクティブセーフティブレーキ、アクティブクルーズコントロール、フルパークアシストなどかなりの充実装備!!
新型508
Vauxford [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Vauxford [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
この運転席まわりのメカニック感がなんともたまりませんね~!!
KarleHorn [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons
そして独特なトランクの開き方、ハッチバックタイプです。
KarleHorn [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons
ポルシェ パナメーラとも同じ、ハッチバックトランクのメリットは、なんと言っても積載性の良さではないでしょうか!
ゴルフバックもらくらく入りますね。
プジョー508の故障事例
中古車種の購入で気になるのは、何といっても故障ですよね。
実際にプジョー508の故障事例をWebやSNSなどで調べてみたところ、目立った故障事例はあまりありませんでした!
ただ頻繁ではありませんが、過去にパーツの不具合などのリコールは何件かあります。
中古車に限らず、不具合が完全にないとは言えないため、リコール対象になった箇所を念のためおさえておきましょう。
電気装置の不具合
1代目プジョー508で発生した電気装置の不具合です。運転席の配線が不適切な状態であったため、使用を続けると電気系統が故障してしまいます。
主な症状としては、電動シートやシートヒーターが動かない、サイドエアバックは誤って開くといったことがありました。
実際に故障が報告された例ですが、私の元には0件であり中古でも心配ないでしょう。
制動装置の不具合
電気装置と同時期に発覚した制動装置の不具合です。
ブレーキ部分の部品のひとつであるダイヤフラムの強度が足りていないため、ブレーキ部が故障する可能性があります。
ブレーキペダルが戻らない、ブレーキランプが点灯したままになるといった故障が予想されます。
故障の報告件数は数件ですが、念のためブレーキ部に注意しましょう。
始動装置の不具合
こちらも私の元に報告件数はありませんがが、1代目プジョー508において、始動装置に不具合が見受けられました。
エンジンスターター制御部の加工が不適切だったため、スターターが回り続ける可能性があります。
エンジンが高温になって火災になったり、エンジンが始動できなかったりすると発表されましたが、幸いにも故障は起きていないため、ホッとしますね。
電子制御ユニット
2019年に入って報告されたリコールとして、電子制御ユニットの不具合があります。
2代目プジョー508ではじめてのリコールで、CPUが電気負荷に耐えられずリセットする場合があるようです。
エンジンが停止する可能性もあり、少し怖い故障ですね。
ただ、故障事例は現時点で0件であるため、過剰に心配する必要はないでしょう。
プジョー508オーナーの声
プジョー508は、故障事例が少なく、リコールはいくつかあるものの、実際の故障報告はかなり少ない方です。
プジョー車に憧れている方は、故障リスクが少なく、先進機能や安全性も確かなプジョー508の中古購入に傾いていることでしょう!
そこで、よりプジョー508の情報を得るためにプジョー508オーナーの声も見ていきましょう。
リアルな声を参考に、乗り心地や性能、故障頻度などをご紹介していきます。
退屈なくらいにスムーズな走行性能
「直進安定性に優れています。高速は退屈すぎるぐらい、約120Kmで8速に入ります。爆発的な加速は無いもののするすると加速していきます。トルクがあり発進、停止を繰り返す街中は楽です。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=247689
「素直なハンドリングです。車重移動してゆっくりストロークさせ、ひらりひらりとコーナーを抜けていきます。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=236972
プジョー508オーナーは、走行性能のよさを実感しています。
スムーズすぎて退屈すぎると感じるオーナーもいるようで、スムーズな走り心地を楽しんでいます。
憧れの外国産車でドライブを楽しみたいという方にぴったりです!
積載性バツグン!
「トランクは出っ張りが少なく、ゴルフバッグ横置きOK 床下のスペアタイヤの中に非常用品を詰めてトランク内はすっきり使えます。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=152596
「トランクが大きい.後部座席がトランクスルー可能.分割可倒.前部座席は電動.倒すことも可能.コントラバスが載せられます.」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=154086
積載性にも満足の声がたくさん!ゴルフバッグや楽器など大きな荷物もラクラク積めちゃいます。
家族とのドライブやレジャーなどにも活躍すること間違いなしです!!
見た目がかっこいい!周囲の評価も高い!
「外観は最高。近所の人たちから、ほとんど最高評価のお言葉」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=204730
「406 から 407 になった時は随分びっくりしましたが、508 は落ち着きがあって滑らかで好印象でした。「弧」を基調にしたラインと、立体的な「かたまり感」がとてもいい感じです。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=204734
滑らかなボディのかっこよさに惚れているオーナーも多数いました!
かっこいい車に乗っている喜びだけでなく、周りからのまなざしも優越感にひたれちゃいそうですね。
同じ車があまり走っていないという声もあり、自分だけの憧れの車として愛着を持てるはずです!!
故障はほとんどなくマイナートラブルのみ
「以下の小さい点のみ。■右ウインカー不点灯のエラーメッセージ表示:自然治癒したので様子見。■ドアを開けるとウィンドウが少し下がり、閉めると上がる仕掛けが、下がるのみで上がる方向の動きをしなくなった:自然治癒したので様子見。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=247744
プジョー508オーナーのリアルな声にも、故障に関わる意見はほとんどありませんでした。
マイナートラブルがあっても、一時的なトラブルであるなど、深刻な故障はないようです。安心してプジョー508を買えますね!
車体が大きくて運転に慣れが必要
「車幅(1855MM)が大きいこと。特に、幅の狭い道路が多い地域では取り回しに苦労すると思います。(ただし、運転するしてみると、そんなに車幅が広いとは感じません。)」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=204731
車体が大きいため、街中や駐車時に苦労することがあるようです。
運転していって慣れることで、感覚をつかめるでしょう。
サイズの小さい車種から乗り換える場合は、慣れるまで注意しましょう。
カーナビの位置が低い?
「装備も悪くないのですが、難点は「ナビの位置」。あまりに下に付いていて、見下げて危ないかなと思いました。また、このナビの位置にともない、エアコンのスイッチ類が有り得ない位置の高さになってしまっています。欧州と日本とではナビの需要が大きく異なることからとは思いますが、マイナーチェンジの際に改善してもらいたいものです。」https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/508/review/detail.aspx?cid=204728
プジョー508オーナーの声で気になったのは、カーナビの位置です。
他の車種よりも下についてるため、運転時に確認しにくいといった声がありました。
ナビを頻繁に利用する方や他の車種のナビ位置に慣れている方は、不便に感じるかもしれません。
実際良く故障するの?
故障事例やオーナーの声を見てきましたが、実際よく故障するのかデータで知りたいという方もいるはずです。
自動車の故障率がわかるデータとして、顧客満足度を専門に扱う調査会社JDパワーの調査データがあります。
各自動車メーカーの100台あたりの不具合件数をもとに集計され、数値が低いほど故障率が低い自動車メーカーとなります。
2018年調査では、メーカー平均値が133であるのに対して、プジョーは108でした。トヨタの101がトップで、5位ヒュンダイに続いて、6位に位置しています。平均値から大きく離れているため、故障率はかなり低いです。
プジョー508だけの故障については、明確なデータはないものの、経年劣化による故障以外はほとんど情報がありませんでした。
中古車種の中でも故障しにくく、中古車購入でネックになりがちな故障リスクを気にせず購入できるでしょう!
まとめ
プジョーは、故障率で上位6位に位置する自動車メーカーで、中古車購入のネックである故障リスクは比較的小ない部類におさえられます。走行性能や安全機能も充実しているため、1代目・2代目でも快適なドライブを実現できます。
カーセンサーによると、プジョー508の平均価格は、走行距離5万㎞以内で
1代目120万円、2代目400万円となっています。憧れの車種のひとつとして、プジョー508の中古の購入を検討してみましょう!
ネットで出回っている中古車情報は全体の約30%しかない事を知っていましたか!?
中古車買い取り・販売国内大手のネクステージと提携しているズバット車販売が残りの約70%の非公開車両の中からも、あなたにピッタリの1台を探します!
すぐに車が欲しい人も、自分にピッタリな車が見つかれば欲しい人も、希望を伝えていつも通り生活するだけ!
いつ運命の1台に巡り合うか分からないので、早いに越したことはないですよ!!
もし、希望にピッタリの車が見つかれば…その時に買うかどうかの決断をするのみ!!