Jaguar MENA [CC BY 2.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
ジャガーXF、この車の歴史をご存知でしょうか?また、この車の評価や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?
もし、あなたが輸入中古車を初めて購入したくて、特にジャガーXFに興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
ジャガーXFの歴史とは?
モデルチェンジ前とどのように違うのか?
どんなサイズ、エンジンスペックがあるのか?
中古のジャガーXFは安心して乗れる?
について、お伝えします。
目次
・ジャガーXFとは?その歴史は?
ジャガーXFの前に、そもそもジャガーとはについて簡単におさらいしましょう!!
ジャガー(Jagur Car)はイギリスの高級車メーカーで、ウィリアム・ライオンズによって1922年に創立された会社です。
レーシングメーカーとしても数々の優勝を果しています。
なお、ウィリアム・ライオンズはイギリス王室より、『ナイト』の称号を受けています。
(現在はランドローバーとともに、インドのタタ・モーターズ傘下に属し「ジャガーランドローバー」を構成しています。)
歴史的なイギリスの高級車メーカーで、イギリス王室御用達、イギリス首相公用車にも選ばれています。
詳しくはこちら…
そんなジャガーが、商品ラインナップの中に、Eセグメントセダン(競合車種、BMW5シリーズ、メルセデスEクラス)として代表的なモデルがジャガーXFです。
Sタイプの後継車としていますが、全くの別物のように仕上がっております。
Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA
Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA
初代ジャガーXFは、国内では2008年に登場しています。
そして、モデルチェンジを2011年、2016年に行い、XFシリーズ現行モデルが販売されています。
現行モデルジャガーXFは、XJ、Fタイプなどもそうですが、
アストンマーティンのヴァンキッシュやDB9などを手掛けているカーデザイナー『イアン・カラム』によるデザインです。
ジャガー伝統の丸目4灯のイメージを残しつつ、フロントグリルは初代XJを…
Torsten Maue [CC BY 2.0]
ボンネットの膨らみはEタイプを…
流れるようなラインのリアピラーあたりはXKを…
nakhon100 [CC BY 2.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
以上がモチーフとされています。
ジャガーの特色を残しながらも全く新しく生まれ変わったデザインは彼にしか出来ない事だったでしょう。
・モデルチェンジ前と、どう違う?
次に、現行のジャガーXFと先代のジャガーXFとでは、どのように違うのかについて、お伝えします。
初期型との最も大きな違いは、そのボディにあります。
初期型のボディは鋼板製で、エンジンフードにはアルミニウム合金が採用されています。
しかし、それでも2008年発売当時はクラス最高のねじり剛性を確保。
現行型は、ボディーのアルミニウムの使用比率を全体の75%に引き上げ、さらに、新開発ボディ構造を採用した結果、初期型と比べ、最大190kgの軽量化と、ねじり剛性を最大28%向上させています。
この違いは、ドライバーであるあなたにとって非常にメリットのある違いですね!!
軽くなったことで燃費の向上と運転性能の向上で軽快なハンドリングとストレスフリーなトルク感で、とても気持ちよく運転できるわけですな!!
つまり、モデルチェンジ前と比べて軽くて丈夫になったと言えるでしょう。
他にも後部座席がちぃとばかし広くなっていたり、メーターパネルのフル液晶化など先進的になっています。
マイナス面では、インテリアがよりスタイリッシュになった為、ドイツ車に近い感じになってしまった感はあります。
先代のほうがウッドパネルを多用したインテリアで高級感があるようにも見えますが、『古臭い』と言う見方もあるので、意見が分かれる所でもあります。
ジャガーXFの特徴
高級サルーンとしながらも中身はスポーツカー並みのエンジンスペック、
まさに『ジャガー』の名にピッタリの車です。
以下写真は初期型です。
少しスバル車にも似ている気がしますね。
そしてこちらが2011年マイナーチェンジ後です。
シャープな感じでカッコイイですね!
Vauxford [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズより
Vauxford [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズより
歴代ジャガーの特徴として、上質なレザーにウッドのアクセントをきかせた内装は、まさに優雅そのものです。
先代型
Jaguar MENA, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
Jakub “Flyz1” Maciejewski [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズより
勿論、ジャガーと言えば、『ダイヤル式ドライブセレクター』
エンジン始動と共にせせり上がってきます。
車内に乗った瞬間、エンジンスタートボタンが鼓動のように点滅しています。
1分間に72回のビートは、まさに動物のジャガーと同じリズムだそうで、調べなければ分からない事なのに何とも粋な演出ですね。
そこがシビれるポイントでしょうよ!
と言う訳で、次の項目に行きましょう。
・ジャガーXFのスペック、サイズ一覧
ここでは、現行のジャガーXFの燃費、サイズ、エンジンスペック一覧です。
実際に中古車を購入するとき、検討するときの参考にしてみてください。
また、現在の最新モデルは、2Lのガソリンモデルとディーゼルモデルのみの展開で分かりやすくなっています。
※PUREとPRESTIGEには2種のエンジン出力とディーゼルエンジンが選べます。
以下ガソリンモデル
グレード名 | 排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kg.m) | 燃費(ℓ/km) |
PURE | 2.0 | 200/250 | 32.6/37.2 | 12.8/12.4 |
PRESTIGE | 2.0 | 200/250 | 32.6/37.2 | 12.8/12.4 |
PORTFOLIO | 2.0 | 300 | 40.8 | 11.8 |
R₋SPORT | 2.0 | 300 | 40.8 | 11.8 |
300SPORT | 2.0 | 300 | 40.8 | 11.8 |
S | 3.0 | 380 | 45.9 | 10.6 |
以下サイズ
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
4965 | 1880 | 1455 |
3.0リッターエンジンでは時速100㎞走行時のエンジン回転数は約1250(2.0リッターエンジンでも約1350)とほぼアイドリング並みの回転数、非常ににジェントル!!
風切り音などは普通に聞こえますが、高速道路でもエンジン音はほとんど聞こえないのです!!
・中古のジャガーXFは故障しやすい?評価は?
Andrew Bone from Weymouth, England [CC BY 2.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、ジャガーXFは故障しやすいのか?安全に運転できるのか?についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
中古を含め、ジャガーXFはブランドイメージからか、日本では「故障しやすい」という噂があるぐらい、評判は良い方ではありません。しかし、実際にはどうなのでしょうか?
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
この調査はアメリカで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。
英国内だけの調査になりますが故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。
参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds
2019年度調査で、ジャガー社は、業界平均スコア136に対してスコア168、31社中25位という結果です。あまり良いスコアではありませんね。
英国市場では、普通の故障率ですが、日本のメーカーよりは故障しやすいということが分かります。
・中古のジャガーXFの故障の事例は?
では、ジャガーXFは具体的にどんなトラブルがあるのでしょうか?ジャガーXFによくあると言われている故障の事例をいくつかご紹介します。
故障事例
#ポンコツ外車チャレンジ
ジャガーが調子悪いとエンジンランプが着く!風邪って感じ!
スポーツモードで遊んでると
エアバッグの警告が着く!
疲れた~って感じ!
他にも、鍵が反応しなかったり
天井が落ちてきたりしてるw
でも、そんなの覚悟で買ってる
動かない故障じゃないから正常だ pic.twitter.com/i2TNhFbwtH— TAKUMI (@TAKUMI90498364) 2018年11月29日
彼の考え方は見習いたい限りです!
さすがネコ科と大らかな気持ちで接してあげた方がいいかもしれませんね!
当ブログ管理人は2013年モデルのXF3.0スーパーチャージャーエンジンモデルを所有しておりますので、
実体験による事例はパワーウィンドウの鳴きや、原因不明の警告メッセージなど主に電気系統トラブルは起こりましたが、3万円以上かかる故障無し。
そして8年目の約8万キロ走行に経年劣化によるオイル漏れ、冷却水ホース破裂(どちらも修理費約15万円)などが高額故障でした。
ジャガーのエアサスペンション装備モデル(XJなど)やエアコンプレッサー、オイル漏れ、オルタネーターなどの故障は有名ですが、主な原因は経年劣化により起こりやすくなります。
運の要素も大きいですが、中古で車を購入する際には、5年以内5万㎞以内あたりで探すほうが比較的リスクを抑えられます!!
そんなに故障しない?
上記に上げたとうりほとんどの事例が経年劣化による事なので、マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるでしょう。
日々の日常点検と最寄りの信頼出来る整備工場を見つけておく事をオススメします。
・現行ジャガーXFを中古で買う!まとめ
Jaguar MENA, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
現行モデルのジャガーXFについて歴史とモデルチェンジ前との比較、サイズや評価がわかったのではないでしょうか?
中古の現行ジャガーXFの価格は走行距離5万㎞以内で224.8万円~951.9万円のようです。(2021年11月現在カーセンサー調べ)
きれいな個体でも300万以下で販売されています。
先代モデルは200万チョットでかなり状態の良さそうな個体が多く見つかりました!
あなたが、ジャガーXFと共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。
ネットで出回っている中古車情報は全体の約30%しかない事を知っていましたか!?
中古車買い取り・販売国内大手のネクステージと提携しているズバット車販売が残りの約70%の非公開車両の中からも、あなたにピッタリの1台を探します!
すぐに車が欲しい人も、自分にピッタリな車が見つかれば欲しい人も、希望を伝えていつも通り生活するだけ!
いつ運命の1台に巡り合うか分からないので、早いに越したことはないですよ!!
もし、希望にピッタリの車が見つかれば…その時に買うかどうかの決断をするのみ!!