ボルボ S60(現行型)を中古で買う！新型の試乗感想や故障頻度は？？

ボルボ　S60、この車の歴史をご存知でしょうか?また、この車の評判や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?
もし、あなたが輸入中古車を購入したくて、ボルボ　S60に興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
・ボルボ　S60とは?
・ボルボ　S60の特徴とは？
・T4、T5、T6のグレードの違いは？
・ボルボ　S60の評判は？
・中古のボルボ　S60は安心して乗れる?
・実際に試乗した感想
について、お伝えします。

・ボルボ　S60とは?そもそもボルボって？？

ボルボはスウェーデンのカーメーカーで90年以上の歴史を誇り、世界一安全な車とも称されている会社です。

何故、世界一安全と呼ばれているか…それは企業理念とその実績からそう言われています。

ボルボ創設者の言葉がそのまま理念となり、現在も守られています。

『車は人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない』

公式HPより

・安全性への取り組み

ボルボの安全性への取り組みと実績、これこそがボルボは世界一安全と言われる由来です。

 

2020年以降のボルボ車による重大事故を0にすると言う目標を掲げています。

ボルボの歴史などについてはこちらに詳しくまとめています。

 

ボルボ S60とは？

Alexander Migl / CC BY-SA

 

そんなボルボが、商品ラインナップの中に、激戦区のスモールセダン市場のDセグメント(競合車種、BMW 3シリーズ、メルセデス Cクラス、ジャガー  XE、アウディ A4、プジョー 508、フォルクスワーゲン パサートなど)として代表的なモデルがボルボ　S60です。

現在のボルボのフラッグシップが90シリーズなので、40との中間に位置するクラスです。

 

 

現行のボルボV90やV60などに採用されている、北欧神話に出てくるトールハンマーをモチーフにしたヘッドライト(ウィンカーとしても機能する)の新型モデルを試乗して参りましたので、今回はそちらのレビューも記載して参ります！！

Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA

 

・ボルボ　S60の特徴とは？

Chanokchon / CC BY-SA

2018年　自動車安全テスト『ユーロNCAP』で最高評価の5つ星を受賞した記憶が新しいボルボですが、主な特徴はどういった物なのかを見ていきます。

・世界最高水準の安全技術

・ブランドの押し出しは控えめなのに、プレミアムカーの品格

・他のメーカーと違った独特なオシャレ感(※私の主観です)

 

なんといっても安全技術が一番の特徴ですよね！！

 

そんな安全なイメージの強いボルボS60はどのような技術が使われているのか見ていきましょう！

 

歩行者だけでなく、自転車や大型動物までも検知する追突回避、被害軽減ブレーキ機能システムを始め、自動追尾式クルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、全自動ハイビーム機能などが標準装備されています。

 

公式サイトによると…

ボルボは創業以来、「人」を中心に考えて設計されており、その思想は安全技術にも活かされています。
10種類以上の先進的なセーフティ・テクノロジーを全車に標準装備。
すべての人に、ボルボクラスの安全をお届けします。

さすがはボルボ！！安全装備がオプション設定では無い所がこのメーカーの特徴であり、他社にはない強みとなっておりますね！！

Vauxford / CC BY-SA

Vauxford / CC BY-SA

・ボルボ　S60のT4、T5、T6の違いは？

ここでは、現行ボルボ　S60のスペックの違いについて一覧してみます。
実際に中古車を購入するとき、検討する時の参考にしてみてください。

 

基本的に数字が上がるにつれ、ハイグレードになっており、エンジン出力も違います。

※2020年以降の最新型はすべて電気モーターとのハイブリッド車

 

グレード名
T4　　　　 　　　 ターボ搭載ガソリンエンジン
T5 　　 　　　　　ターボ搭載ガソリンエンジン
T6 　　 　　　ターボ搭載プラグインハイブリッドエンジン

 

グレード名	排気量(L)	馬力(PS)	トルク(kgm)	燃費(km/l)
T4	2	190	30.6	12.8
T5	2	254	35.7	12.9
T6	2	253＋87	35.7＋24.5	13.7

※T6は電気モーターの出力も記載しています。

 

以下、サイズは全車共通です。

全長(mm)	全幅(mm)	全高(mm)
4760	1850	1435

先代モデルと比べると、長さが約12ｃｍも長くなっています。

・中古のボルボ　S60は故障しやすい？評価は？

さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?

中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?

そこで、ボルボ　S60は故障しやすいのか?安全に運転できるのか?について、そしてS60オーナーの評価についてお伝えします。

 

・故障率を他のメーカーと比較すると…

 

中古を含め、ボルボ　S60は輸入車全般のイメージからか、日本では「故障しやすいのでは？」と言われています。

 

タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。

この調査はイギリスで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年～5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。

英国内だけの調査になりますが、故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。

参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/2017-uk-vehicle-dependability-study

2017年度調査で、業界平均スコア131に対してスコア83、25社中1位タイとかなり信頼度は高いです。

 

続いて2018年度のアメリカ国内での結果…

 

https://www.jdpower.com/business/press-releases/jd-power-2018-us-vehicle-dependability-study

う～ん………2018年度では業界平均スコア142に対してスコア162、31社中22位と平均より少し下回る事となりました。

 

続いて2019年度の結果…

 

https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds

2019年度では業界平均スコア136に対してスコア204、31社中29位…どーしたボルボ！！

モデルチェンジ時などに初期不良は起こりやすいので、改善はされていくはずですが………

念のためちゃんと保証がある所で買うのが安全なようです。

 

 

輸入車全般的に言える事ですが、日本車と比べると電気系統の誤作動はよく起こります、これらを故障ではなく、トラブルだと言いましょう。(笑)

とは言っても最近の車ですし、過度な心配はいりません。

今の時代に故障ばかりなら、メーカー自体が倒産しているでしょう！

 

ボルボ　S60のオーナー評価は？

ここで実際のS60オーナーの評価を見てみましょう。

 

出だしのスムーズさ。車体の軽さが功を奏し、アクセルを通じて意志に沿った加速が素直になされる。
トランク部分があるので、荷室の音や臭いに悩むことはない。
取り回しがよく、V60に比べ運転しやすい。https://minkara.carview.co.jp/car/volvo/s60/review/

 

運転席のメーター中央にもナビが付いていて、より詳細に表示。ダッシュボード上のヘディングアップディスプレイは、慣れると速度や標識、ナビの方向や交差点名も表示されて便利でした。なにより操作のしやすさが向上して直感的になりました。https://review.kakaku.com/review/K0001207955/#tab

 

インテリアの質感や安全装備はメルセデスにも見劣りせず、居住性はDセグではかなり高い。
T4の場合高速ではやや音が煩くなるらしいですが、走りも特に不満なく全体的に正統派なプレミアムセダンとしてよく出来てると言えます。
悪く言えば優等生故に面白みはあまりないかもしれないということじゃないでしょうか？https://review.kakaku.com/review/K0001207955/#tab

 

現時点で現行型のレビューはかなり少なかったのですが、満足度はかなり高いですね！！

実際に試乗した感想

さて、さっそく試乗して参りましたので、体験をシェアさせていただきます！！

…毎回申し訳ないのですが、営業の方にお願いする勇気が無く、写真をとれず断念しました。

 

試乗したグレードはT5です。

 

最初に驚いたのがオートトランクが無い事(オプション設定も無し)

あったら便利程度なのであまり気にはなりません。

 

V60と比べると、当然ながら積載性は劣りますが、後部座席を倒せば積載性は確保できますね！

 

ちなみにゴルフバッグの横積みは厳しいです。

斜めに入れるとはいります。

Alexander Migl / CC BY-SA
また、後席も含めた居住性は高く、足元にも余裕があります。

ただし、後席は3人乗ると狭いので、5人乗っての長距離は疲れるかもしれません。

2Lエンジンのパワーは必要十分で、高速道路での加速性能も申し分無しです。

T4グレードだと同じ状況ではエンジンが少し唸るのかもしれません。

 

ナビゲーションもスマホ感覚でGOOD!!

静粛性はかなり高く、強く踏めばそれなりにエンジン音は入ってきますが、振動音などの不快な音は無く、ロードノイズもかなり抑えられているので同乗者もニッコリですね！！

 

シートが非常に良くできており、とにかく疲れにくいの一言にしか言い表せません！！

シートヒーターは当然ですが、夏も涼しいシートベンチレーションがT5以上から純正装備。

 

T4には付いていない機能として、シートベンチレーション、ヘッドアップディスプレイ、4ゾーン独立エアコンなど快適装備に違いがありますので、個人的にはT5、T6がオススメです！

 

T4とT5以上の外観の見分け方は分かりやすいのがホイール。

T4の一般的なデザインの17インチに対しT5,T6はスタイリッシュな18インチホイール。

T4

T5

もう一つ特徴としてフロントグリルの違いがあります。

T4

T5

T5かっこいいっす！！

T6はT5との違いがそんなに感じないので、T5がオススメです！

・現行ボルボ　S60を中古で買う！まとめ

現行モデルのボルボ　S60について歴史や評価がわかったのではないでしょうか?

中古の現行ボルボ S60の価格は318万円～627万円(2021年11月現在カーセンサー調べ)

 

あなたが、ボルボ S60と共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。