ボルボ V60、この車の歴史をご存知でしょうか?
また、この車の評価や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?
もし、あなたが輸入中古車を購入したくて、ボルボ V60に興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
・ボルボ V60とは?
・ボルボ V60の特徴とは?
・T5、T6 AWD、T8 AWD、インスクリプション、モメンタム、クロス・カントリーのグレードの違いは?
・ボルボ V60の評価は?
・中古のボルボ V60は安心して乗れる?
について、お伝えします。
目次
・ボルボ V60とは?そもそもボルボって??
ボルボはスウェーデンのカーメーカーで、1927年に創立され、90年以上の歴史を誇り、世界一安全な車と称されている会社です。
何故、世界一安全と呼ばれているか…それは企業理念とその実績からそう言われています。
ボルボ創設者の言葉がそのまま理念となり、現在も守られています。
『車は人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない』
公式HPより
・安全性への取り組み
ボルボの安全性への取り組みと実績、これこそがボルボは世界一安全と言われる由来です。
1959年 現代も使われている3点式シートベルト初めて搭載。
安全性に大きく関わる為に、特許を無償で全世界に公開。
など世界初の安全システム等まだまだあります。
またボルボには1970年から24時間体制の自動車事故専門の調査チームを持ち、そのデータを用いて、現在も研究、開発を続け2020年以降のボルボ車による重大事故を0にすると言う目標を掲げています。
スペックやデザインより、何よりも安全にしたいと言う強い理念がボルボそのものです。
ボルボの歴史などについてはこちらに詳しくまとめています。
ボルボ V60とは?
そんなボルボが、商品ラインナップの中に、激戦区のDセグメントステーションワゴン(競合車種、メルセデスCクラスSW、アウディ A4アバントなど)として代表的なモデルがボルボ V60です。
ボルボのフラッグシップがV90シリーズなので、V40との中間に位置するクラスです。
現行ボルボ V60は国内では2018年に登場しています。
先代も比較的あたらしいモデルですね。
初代モデルのボルボ V60は2011年からボルボ S60のワゴンタイプモデルのとして販売されており、現行で2代目となります。
現行V60
Alexander Migl [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
・ボルボ V60の特徴とは?
Vauxford, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
2018年 自動車安全テスト『ユーロNCAP』で最高評価の5つ星を受賞した記憶が新しいボルボ V60ですが、主な特徴はどういった物なのかを見ていきます。
主な特徴は、世界最高水準の安全技術とラゲッジスペースなどの充分な実用性、他の競合車たちと比べてブランドの押し出しは控えめなのに、プレミアムカーの品格はしっかりある、非常に上品な車。
といった具合にべた褒めせざるを得ない車でございます。
先進機能は当然のこと、やはり、ボルボ車の時点でそうですが、安全技術が一番の特徴に思えます。
そんな安全なイメージの強いボルボv60はどのような技術が使われているのか見ていきましょう!!
大型動物検知機能、右折時対向車検知機能、自転車検知機能、レーンキープ、歩行者保護ボンネット、多重層ボディー構造など、事故を未然に防ぐ機能は勿論、事故が起こってしまった時の事も充分に考えられています。
例えば被追突警告機能の場合、レーダーが、後方から車の急接近を検知すると、
急接近する車のドライバーの注意を促すために、ハザードランプを点滅させ警告を与えます。
それでも、追突される危険が防げなくなってくると、むち打ちのリスクを軽減する為にシートベルトを自動で巻き上げ、追突に備えます。
また、衝突時も自動でブレーキがかかり、玉突き事故などによる2次被害の発生を防ぎます。
公式サイトによると…
さまざまな目的に対応できる多用途性を備え、家族とともに過ごすすべての瞬間をかけがえのない思い出にする力になることができるエステート。
それがボルボV60です。同時にV60は、先進のシャシー、パワフルなエンジン、そして状況に合わせて切り替え可能なドライブモード・セッティングにより、あなたの期待に応える最高のドライビングエクスペリエンスをお届けします。
北欧らしい緻密なクラフトマンシップとスマートなテクノロジーに満たされたキャビンでのひとときを、心ゆくまでお楽しみください。
…ポエム的なカタカナが多く結局よく分かりませんが、とにかくスゲー揺さぶられますな!!
Project Kei [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Project Kei [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
しかしレザーの色合いが見事ですね~!
Project Kei [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Matti Blume [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
因みに、LEDヘッドライト部分の『T』を横にした形は、北欧神話に出てくる雷神『トール』のトールハンマーをモチーフにしているそうです。
デイライトとして、またウインカーとしても機能します。
Tokumeigakarinoaoshima, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
・ボルボ V60のT5、T6 、T8 、インスクリプション、モメンタム、クロスカントリーの違いは?
ここでは、現行ボルボ V60のスペックの違いについて一覧してみます。
実際に中古車を購入するとき、検討する時の参考にしてみてください。
モメンタムは通常グレード、インスクリプションは上位グレード、
また、クロスカントリーは見た目そのままにサイズがSUV寄りだと思って下さい。
主な違いはエンジン形式でクロスカントリーはT5グレードを掲載しています。
グレード名 | |
T5 | ターボ搭載ガソリンエンジン |
T6 | ターボ&スーパーチャージャー搭載ハイブリッドエンジン |
T8 | ターボ&スーパーチャージャー搭載ハイブリッドエンジン |
クロスカントリー | ターボ搭載ガソリンエンジン |
グレード名 | 排気量(ℓ) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | 燃費(km/l) |
T5 | 2.0 | 254 | 35.7 | 12.9 |
T6 | 2.0 | ※253+46 | ※35.7+16 | ?? |
T8 | 2.0 | ※318+46 | ※40.8+16 | ?? |
クロスカントリー | 2.0 | 254 | 35.7 | 11.6 |
※電気モーター出力加算
T6,T8のハイブリッド車は燃費が公表されていませんが、推定20㎞程と予想しております。
以下サイズ一覧です。
グレード名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
T5 | 4760 | 1850 | 1435 |
T6 | 4760 | 1850 | 1435 |
T8 | 4760 | 1850 | 1435 |
クロスカントリー | 4785 | 1895 | 1505 |
クロスカントリーが長さが2.5cm、幅が4.5cm、高さが7cm大きくなっています。
・中古のボルボ V60は故障しやすい?評価は?
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?
中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、ボルボ V60は故障しやすいのか?安全に運転できるのか?について、そしてV60オーナーの評価についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
中古を含め、ボルボ V60は輸入車全般のイメージからか、日本では「故障しやすいのでは?」と言われています。
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
この調査はアメリカで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。
米国内だけの調査になりますが故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。
参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/jd-power-2018-us-vehicle-dependability-study
2018年度調査で、ボルボ社は、業界平均スコア142に対してスコア162、31社中22位と何とも言えない結果です。
主な故障の事例ですが…まだまだ新しい車種なのでこれといった報告はございません。
ただ輸入車特有の世間のイメージからか、売る時はお値段がかなり下がりやすい傾向にあります。
逆に中古で買うときは、かなりのお買い得車になると予想出来ますね!!
輸入車全般的に言える事ですが、日本車と比べると電気系統の誤作動はよく起こります、私を含め、変態輸入車好きたちはこれらを故障ではなく、トラブルだと言います。
とは言っても最近の車ですし、昔と比べ、信頼度はかなりあるかと思いますよ!!
ボルボ V60のオーナー評価は?
ここで実際のV60オーナーの評価を見てみましょう。
昔から四角いボルボが好きなのでデザイン的にも気に入っており、内装も高級感が溢れ、エンジン音も4気筒の安っぽさが消えて静かになりました。また、個人的に気に入っているのは交差点等で停車するとアクセルを踏むまでブレーキが自動で作動すること、360度ビューがきれいなこと、シートのし割心地が良いことです。
他方、不満に思うことはマニュアルが「ポンコツ」で、複雑な設定が非常に面倒でした。https://review.kakaku.com/review/K0000249525/#tab
スイッチ類が少なく、スッキリした見た目も落ち着く。
シートの座り心地は少々硬めだが疲れにくい。
タッチスクリーンにエアコンスイッチまで集約されてされて操作が面倒かと思ったが、ボイスコントロールで「暑い」、「寒い」と言うと温度が上下する。「温度を25℃に設定」と喋っても温度が変更される。音声認識の出来はいい方だが、認識し損なうと音楽を検索しがち。https://review.kakaku.com/review/K0000249525/#tab
静かに乗っても、荒々しくスポーティに乗っても満足出来る仕上がりです。
近々、スピードリミッターが付くそうです。
2000ccターボで260馬力近くまであり、トルクも低速からモリモリ湧き上がる感じは頼もしい。
ハンドルも小さめで操作性は抜群ですね。https://minkara.carview.co.jp/car/volvo/v60/review/
全部は載せれないので(面倒くさい訳では無い)ざっと総評すると、充分なパワーに安全装備を含む機能性、落ち着いたインテリア、と言うわけですな!!
ほとんどのレビューで満足度はかなり高いのも、この車が愛されているのが分かります。
また故障の方もまだまだ新しい車とゆう事もあり、マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるでしょう。
日々の日常点検と最寄りの信頼出来る整備工場を見つけておく事をオススメします。
・現行ボルボ V60を中古で買う!まとめ
Tokumeigakarinoaoshima, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
現行モデルのボルボ V60について歴史や評価がわかったのではないでしょうか?
2019年モデルからモデルチェンジしたばかりではありますが、中古の現行ボルボ V60の価格は348万円~698万円のようです。(2021年12月現在カーセンサー調べ)
あなたが、ボルボ V60と共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。