プジョー 3008、この車の歴史をご存知でしょうか?
また、この車の評価や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?もし、あなたが輸入中古車を購入したくて、プジョー 3008に興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
・プジョー 3008とは?
・プジョー 3008の特徴とは?
・アリュールLED、GT Line、BlueHDi、クロスシティのグレードの違いは?
・プジョー 3008の評価は?
・中古のプジョー 3008は安心して乗れる?
について、お伝えします。
目次
・プジョー 3008とは?
Vauxford, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
そもそもプジョーって??
プジョーはフランスのカーメーカーで自動車製造業としては、1889年に創立され、130年以上の歴史を誇り、世界最古の会社と呼ばれています。
現在は欧州市場ではフォルクスワーゲンに次ぐ第2位のシェア率を誇っており、自転車や2輪車なども手掛けている巨大企業です。
コーヒーミルや農業製品などの製造も合わせれば200年以上の歴史を持っています。
伝統の車名の真ん中に『0』が付いたのは1929年から、ポルシェが901から市販時に911に変えたのは、プジョーからの申し立て。
プジョーの歴史についてはこちら…
また、レーシングメーカーとしても強豪で『WRC』『フランスグランプリ』『インディ500』『東アフリカサファリラリー』『ダカール・ラリー』『パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒル・クライム』『ル・マン24時間耐久レース』『FIA世界ラリークロス選手権』などF-1以外の出場したすべてのレースで優勝しています。
3008のレース実績
2017年、 ダカールラリーで3008 DKRが1位2位3位と1-2-3フィニッシュの快挙、同年市販車モデルである3008がヨーロッパ・カーオブザイヤーを受賞。
Thesupermat [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
Thesupermat [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
プジョーのブランドカラー
Tokumeigakarinoaoshima, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
プジョー車はブランドカラーが青色ですが、これは4輪モータースポーツを統括するFIAが分かりやすいように国別に車両の塗装カラーを指定していた時期があり、当時のフランスの指定カラーがブルーだった事の名残のようです。
ちなみにアルファロメオやフェラーリなどのイタリア車はレッド、ジャガーなどのイギリスは車はグリーン、ホンダなどの日本車は白地にレッドのアクセントなどでした。
プジョー 3008とは?
Alexander Migl, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
そんなプジョーが、商品ラインナップの中に、激戦区のCセグメントSUV(競合車種、MINIクロスオーバー、BMW X1、メルセデスGLA、ボルボV40クロスカントリー、アウディ Q3)として代表的なモデルがプジョー 3008です。
また、プジョーはSUVとも、クロスオーバービーグルとも呼んでいます。
SUV戦国時代に独立した個性を持って投入されたモデルですね。
サイズ的には2008と5008の間にあたるので、小、中、大で言う中サイズとの認識で覚えやすいかと思います。
現行プジョー 3008は国内では2017年に登場しています。
初代モデルのプジョー 3008は日本では2010年から販売されています。
後期モデル© M 93 / Wikimedia Commons, ウィキメディア・コモンズ経由で
現行モデルEurovisionNim [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
Vauxford [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で
© M 93 / Wikimedia Commons, ウィキメディア・コモンズ経由で
・プジョー 3008の特徴とは?
Bindydad123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
プジョー 3008の主な特徴について、お伝えします。
大きな特徴として、他の競合車たちと比べて重量が軽い事にあります。
グレードがアリュールで重量が1460キロの軽量構造に最大トルクが約24と、オールマイティなバランスを実現しています。
この軽量構造は、燃費や運動性能など、あらゆる面での性能に貢献しており、ドライバーであるあなたにとって非常にメリットのある違いです。
軽くなり燃費が良くなるとガソリン代が浮き、運転性能が向上するので軽快なハンドリングとストレスフリーなトルク感で運転が楽しくなりますよね。
そして比較的コンパクトな車体にSUV特有のラゲッジスペースの広さ、まさに日本国内での実用性の高さは随一、税金も安い部類に入りますね。
公式サイトによると…
魅力的なデザインと、多目的なドライブに対応できるユーティリティ性、走破性能を兼ね備えるSUV (スポーティ・ユーティリティ・ビークル)。プジョーのSUVラインナップは、そうしたSUVの特性に加えて、プジョーならではのドライビングプレジャーを提供します。
…ドライビングプレジャーが何かは存じませんが、とにかくオシャレじゃないですか!!
主な装備
Bindydad123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
分かり易く言えば…
・ハイビームとロービームを自動的に切り替える機能
・カメラが道路標識から読み取った制限速度を表示してくれる機能
・フロントガラスに投影されるインフォメーションディスプレイ
・タイヤ空気圧警告灯
・ブラインドスポットモニター
・レーンキープアシスト
・自動追尾式クルーズコントロール
などなど先進装備が惜しげもなく付いていますね。
ライオンだけに爪痕をイメージしているのでしょうか。カッコいいポイントですね!!
そしてこの車の魅力の一つ、とんでもなく大きいパノラミックサンルーフ!!
お子様やカップルなど特に喜ばれるのではないでしょうか!?
Bindydad123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
・プジョー 3008のアリュール、アリュールLEDパッケージ、GT Line、BlueHDi 、クロスシティ、のグレードの違いは?
ここでは、現行プジョー 3008のスペックについて一覧してみます。
実際に中古車を購入するとき、検討する時の参考にしてみてください。
尚、アリュールは受注生産なので除外してアリュールLEDパッケージ、GT Line、BlueHDi(ディーゼル) 、クロスシティ、GTで比較します。
基本的には快適装備、エクステリアデザインの違いでスペックはほとんど変わりません。
※ハイブリッドモデルは除外
グレード名 | 排気量(ℓ) | 馬力(PS | トルク(kgm) | 燃費(km/ℓ) |
アリュールLED | 1.6 | 180 | 25.5 | 15.0 |
GT Line | 1.6 | 180 | 25.5 | 15.0 |
GT BlueHDi | 2.0 | 177 | 40.8 | 21.2 |
クロスシティ | 1.6 | 165 | 24.5 | 14.5 |
以下サイズ一覧です。
グレード共通 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
4450 | 1840 | 1630 |
・中古のプジョー 3008は故障しやすい?評価は?
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?
中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、プジョー 3008は故障しやすいのか?安全に運転できるのか?について、そして3008オーナーの評価についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
中古を含め、プジョー 3008はブランドイメージからか、日本では「故障しやすい」と言われています。
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
この調査はイギリスで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。
英国内だけの調査になりますが故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。
https://www.jdpower.com/business/press-releases/2017-uk-vehicle-dependability-study
2017年度と少し古い調査ですが、プジョー社は、業界平均スコア131に対してスコア110、25社中8位とそこそこ優秀な結果ですが、国産車よりはリスクがあると認識しておきましょう。
ただ世間のブランドイメージからか、売る時はお値段がかなり下がりますので逆に中古で買うときは、かなりのお買い得車になると予想出来ますね!!
輸入車全般的に言える事ですが、日本車と比べると電気系統の誤作動はよく起こりますが、走行不可レベルの故障は少ないです。
とは言っても最近の車ですし、信頼度はかなりあるかと思います。
プジョー 3008のオーナー評価は?
ここで実際の3008オーナーの評価を見てみましょう。
外装: 欧州では2008が売れたので、3008もその方向でのモデルチェンジとしてきましたがす、実車は全く造形も異なり別物となっています。 全体的なデザインは抑揚と緊張感のある面構成で、アグレッシブなSUVらしい造形はとても魅力的な感じです。 エンジン: 1500kgのボディを1.6Lターボは、軽々と加速させます。踏み込んで高回転まで回してもエンジンの唸りは遠くで聴こえる感じで高級感があります。日本で使うにはこのパワーで十分そうです。 このあたりは、排気量が増えるごとに余裕が増す感じで、CH-Rの1.2ターボはクルマのコンセプトからするとパワー不足、3008の1.6は十分なものがあります。 乗り心地:少し柔らかすぎる気もしますが、乗り心地は良い感じで2008と比べるとソフトな印象です。 価格:コスパの良いマツダのCX5と比べるとやはり割高ではあります。 良い点は必要な装備品はナビとETCくらいで、それ以外の装備は全て必要なものは標準装備なこと。 姑息なオプションだらけで軽の低グレード並の標準装備しか無く、簡単にオプションが100万近くなるアウディQ3と比べたら良心的な価格設定です。 https://www.carsensor.net/catalog/peugeot/3008/review/
今何かと肩身の狭いディーゼルエンジンですが、やはり車のエンジンとして、素晴らしいできだと思います。ヨーロッパのディーゼル車のスペックはどれも似たり寄ったりですが、プジョーのディーゼルは老舗だけあって、安定感があります。ノーマルモードではひたすら扱いやすく、快適に運転できます。滅多に使いませんが、パワーモードの設定は極端で、気持ちいいかは微妙ですが、実はこんなにパワーがあるんだよと、自己主張している感じです。
ATに関しては、ディーゼルエンジンには各ギアの伸びを感じる現状の6速ぐらいが、ベストマッチな気がします。何の不満もありません。
FFですが、高速での直進安定性は優秀だと思います。https://minkara.carview.co.jp/car/peugeot/3008/review/?pn=3
全部は載せれないので(面倒くさい訳では無い)ざっと総評すると、充分なパワーと機能性、扱いやすさなどが定評のようです。
また故障の方もまだまだ新しい車とゆう事もあり、マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるでしょう。
オイル交換などの軽いメンテナンスは最寄りの全国チェーン店で十分ですが、日々の日常点検を怠らない事と、もしもの時の為にフランス車を専門的に扱っている整備工場を見つけておく事をオススメします。
・現行プジョー 3008を中古で買う!まとめ
Bindydad123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
現行モデルのプジョー 3008について歴史や評価がわかったのではないでしょうか?
中古の現行プジョー 3008の価格は走行距離5万㎞以内で253万円~538万円のようです。(2022年1月現在カーセンサー調べ)
あなたが、プジョー 3008と共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。