輸入中古車を選ぶ際にその名前が挙がることも多いメルセデス ベンツ
もし、あなたが中古の輸入車を購入したくて、メルセデス ベンツ Cクラスに興味があるのなら気になるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに
・メルセデス ベンツ Cクラスの歴史とは?
・先代Cクラスとどのように違うのか?
・メルセデス ベンツ Cクラスのサイズは?
・カブリオレやワゴンなどとの違いは?
・中古のメルセデス ベンツ Cクラスは故障しやすい?
・実際のオーナーの評価、使い勝手は?
について、お伝えします。
目次
・メルセデス ベンツ Cクラスとは?その歴史は?
メルセデス ベンツは100年以上の歴史を誇る、ドイツの自動車メーカーです。
シルバーアローのボディーの由来や歴史はこちらに記載しています。
そんなメルセデス ベンツが、使い勝手の良いサイズであるCセグメントに属する車種がCクラスです。
2021年にモデルチェンジしたばかりのCクラスですが、今回は中古購入を前提としているので先代モデルにフォーカスしていきます!!
メルセデス ベンツでもっとも売れており、他社の追撃を許さない絶対王者に君臨するキングオブ外車!!
(競合車種、BMW3シリーズ、ジャガーXE、アウディA4など)
Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA
Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA
初代メルセデス ベンツ Cクラスは、1993年に登場しています。
モデルチェンジを約7年の間隔で行い、現在5代目となっております。
4代目 2018年 (後期)
Chanokchon / CC BY-SA
5代目 2021年(現行)
Alexander Migl, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
現行車はパッと見た感じでは、AクラスやSクラスと大きさ以外での見分けが付きにくくなっていますね。
Aクラス
Navigator84, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
Sクラス
Alexander Migl, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
先代モデルはデイライトのラインの本数で簡単に見分ける事ができたのですが…
Eクラス(2本)
Bindydad123 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
Sクラス(3本)
Alexandre Prévot [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons
メルセデス ベンツ Cクラスの標準装備、先進テクノロジー
先代モデル
Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA
現行モデル
Tokumeigakarinoaoshima, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
次に、メルセデス ベンツ Cクラスの標準装備や先進テクノロジーはどのようなものがあるのでしょうか?
現行、先代と比較していきましょう!
メルセデス ベンツはボルボと並び、専門の事故調査チームを持ち、車両開発にフィードバックさせ安全を第一に考えるメーカーです。
主な先進テクノロジーはもちろん安全性。
ブラインドスポットモニターは当然ながら、ウインカーの作動だけで、自動で安全確認をして、車線変更までおこなうアクティブレーンチェンジングアシスト
衝突時の音に対して、スピーカーからノイズをだし聴覚への影響を軽減するPRE-SAFEサウンド
事故が起こる瞬間を察知し、直前に各安全機能がすでにスタンバイ、起動をする機能も標準装備です。
この車には反射神経のようなものが備わっているのです。
追尾、停車、発進機能付きの半自動運転
道路標識読み取り機能
センサーが左右の最適な駐車スペースを自動で検出し自動で駐車する機能
などの先進技術が惜しげなく投入されています。
そして現行モデルは、安全装備の検知範囲の拡大など先進機能により磨きがかかった形、またボディーサイズは大きくなったにかかわらず、最小回転半径の縮小など痒い所に手が届くのがCクラスのいいところでもありますね!!
・メルセデス ベンツ Cクラスのスペック、サイズ一覧
Bindydad123 / CC BY-SA
ここでは、メルセデス ベンツ Cクラスの燃費やサイズ等のスペック一覧です。
実際に中古車を購入するとき、検討するときの参考にしてみてください。
まず先代モデルのグレードは…
・ガソリンエンジンの『C180』
・ハイブリッドエンジンの『C200』
・C200の4輪駆動 『4マチック』
・ディーゼルエンジン『C220d』
・C200のエンジンと電気モーターの強化版『C350e』
現行モデルは全て電気モーターのハイブリッドモデル
・『C200』
・C200の4輪駆動『4マチック』
・ディーゼルエンジン『C220d』
を記載します。
先代モデル
グレード名 | 排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | 燃費(km/ℓ) |
C180 | 1.5 | 156 | 25.5 | 12.7 |
C200 | 1.5 | 184 | 28.6 | 12.9 |
C200 4マチック | 1.5 | 184 | 28.6 | 12.3 |
C220d | 2 | 194 | 40.8 | 17 |
C350e | 2 | 211 | 35.7 | 13.6 |
現行モデル
グレード名 | 排気量(L) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | 燃費(km/ℓ) |
C200 | 1.5 | 204 | 30.6 | 16.4 |
C2004マチック | 1.5 | 204 | 30.6 | 14.3 |
C220d | 2 | 200 | 44.9 | 20.5 |
以下サイズ一覧
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
先代C200 | 4705 | 1810 | 1430 |
現行C200 | 4751 | 1820 | 1438 |
先代と比べ現行モデルはパワー、燃費の向上も目立ちサイズも4.6cmも長くなりましたね!!
Cクラスは5メートルを切っているので立体駐車場に入るのは大きなメリットです!(古い立体駐車場は5mまでの制限が多い)
AMGとの違いは?
そもそもAMGって何??と思う方に簡潔に説明します。
AMGといえば、スポーツスペック専門のメルセデス ベンツのサブブランドですが、1999年まではレーシングカーなどを手掛けるチューン会社でした。
詳しくはこちら
今でいえば、アウディのRS、BMWのMシリーズのように固めの足回りに強化ブレーキ、高強度ボディー、ハイパフォーマンスエンジンなどスポーツスペック専門のグレードです。
AMGライン、AMGパッケージなど外装だけがAMG仕様のややこしいグレードも混在していますが、全く別物と言ってもいいレベルのスペックです。
勿論、お値段もハイパフォーマンスですが、乗ってみる価値はありますよ!!
AMG最上グレードのC 63 Sのスペックも記載しておきます。
排気量(ℓ) | 馬力(PS) | トルク(kgm) | |
C 63 S | 4 | 510 | 71.4 |
サイズ | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
C 63 S | 4755 | 1840 | 1430 |
カブリオレやワゴンなどの違いは?
ここで今更ながらにカブリオレやワゴン、クーペの違いを雑に説明します。
現行モデルにはまだクーペ、カブリオレタイプのみの展開なので、先代モデルの比較となります。
フロント部分はほぼ同じ。
セダン=乗用車の王道!
Norbert Aepli, Switzerland / CC BY
カブリオレ=開放感の代名詞!オープンカー!
ワゴン=荷物が沢山入る!ハッチバックタイプ!
Robert Basic from Germany / CC BY-SA
クーペ=スタイリッシュ!2ドアタイプ!
はい以上です。
・中古のメルセデス ベンツ Cクラスは故障しやすい?オーナーの評価は?
さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?
そこで、メルセデス ベンツ Cクラスは故障しやすいのか?安全に運転できるのか?についてお伝えします。
・故障率を他のメーカーと比較すると…
メルセデス ベンツ Cクラスを含め、輸入車全般ですが、日本では「故障しやすい」という噂があるぐらい、評判は良い方ではありません。しかし、実際にはどうなのでしょうか?
タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。
外装やインテリア、走行性能などを含め177項目において不具合経験をリサーチし、車100台あたりの不具合指摘件数を算出します。数値が少ないほど故障が少なく、耐久性のある車を生産しているメーカーとなります。
参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/2019-us-vehicle-dependability-studyvds
2019年度調査で、メルセデス ベンツ社は、業界平均スコア136に対してスコア134、31社中13位という結果です。また、多くの日本のメーカーより、良いスコアではありませんが、比較的故障は少ないでしょう。
米国市場では、普通の故障率ですが、日本のメーカーよりは故障しやすいということが分かります。
・中古のメルセデス ベンツ Cクラスの故障の事例は?
では、メルセデス ベンツ Cクラスは具体的にどんなトラブルがあるのでしょうか?
Cクラスと言うより、メルセデス全体でよく声の上がる故障事例を3つご紹介します。
その1 エアサスペンション(エアサス装着車のみ)
エアサス装着グレードには切っても切れない関係。
部品点数も多く、ディーラー修理で40万程は見ておかなければなりません。
しかし、一度エアサスを体験するとノーマルのバネサスには戻れなくなりそうな快適性は是非味わってください!!
その2 センサー類の誤作動
よく起こるのがエアマスセンサーやクランク角センサー、NOXセンサー(交換費約10万2個付いています)などのセンサー類全般ですが、消耗品なので仕方なくもあります。
1年で交換した事例から10年交換なしと幅が広いので運の要素が高いです。
その3 オイル漏れ
エンジンやミッション系、パワステポンプなど、主にパッキンなどのゴム類が亀裂が入ることによるオイル漏れ。
経年劣化により起こりやすいが、持病みたいな物。
そんなに故障しない?
上記に上げたとうりほとんどの事例が経年劣化による事なので、マメなメンテナンスを怠らなければ、故障頻度はかなり下がるでしょう。
日々の日常点検と最寄りの信頼出来る整備工場を見つけておく事をオススメします。
オーナーの評価は?
320i(F31)からの乗り換えです。
320iにも大変満足してましたが比べてみると、、、C200(S205)に劣るところが見当たりません!
街乗りでは48Vモーターのアシストと賢い9速ATの働きで、排気量が1.5Lであることを忘れてしまいます。
剛性の高いボディとエアサスのコンビネーションも良好で、走行安定性の高さを実感できます。
https://www.goo-net.com/car_review/20251503/71935.html
所有欲はかなり満たされるかと。
スポーツ性能とラグジュアリー感の両立、最先端の安全装備。
高速粋での直進安定性も、触れ込み通りFRの中ではかなり素晴らしい。速さは物足りないが、それはAMGモデルの役割だから仕方ない。
これからもスポーティに弄りながらも大切にのって行きたいと思います。
https://minkara.carview.co.jp/car/mercedes-benz/c-class_sedan/review/
上記のとうり、非常にバランスの取れた車だと言う事は間違いないですね!!
・現行メルセデス ベンツ Cクラスを中古で買う!まとめ
現行モデルのメルセデス ベンツ Cクラスについて魅力、サイズや評価がわかったのではないでしょうか?
中古の現行メルセデス ベンツ Cクラスの価格は走行距離5万㎞以内で…
先代168.8万円~558万円
現行475万円~869.9万円です。
(2022年2月現在カーセンサー調べ)
あなたが、メルセデス ベンツ Cクラスと共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。