ボルボ V40を中古で買う!!評価や故障頻度は!?

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2016 Volvo V40 R-Design T2 2.0Makizox / CC BY-SA

ボルボ V40、この車の歴史をご存知でしょうか?

また、この車の評価や中古で購入する際に気を付けておきたいことを知っていますか?

もし、あなたが輸入中古車を購入したくて、特にV40に興味があるのなら気になるのではないでしょうか?

今回はそんなあなたに

・ボルボ V40とは?
・ボルボ V40の特徴とは?
・T2,T3,D4,T5、キネティック、インスクリプション、モメンタム、クロスカントリーの違いは?
・ボルボ V40の評価は?
・中古のボルボ V40は故障しやすい?
について、お伝えします。

目次

・ボルボ V40とは?そもそもボルボって??

ボルボはスウェーデンのカーメーカーで、1927年に創立され、90年以上の歴史を誇り、世界一安全な車と称されている会社です。

何故、世界一安全と呼ばれているか…それは企業理念とその実績からそう言われています。

ボルボ創設者の言葉がそのまま理念となり、現在も守られています。

『車は人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない』

公式HPより

・安全性への取り組み

ボルボの安全性への取り組みと実績、これこそがボルボは世界一安全と言われる由来です。

 

1959年 現代も使われている3点式シートベルト初めて搭載。

安全性に大きく関わる為に、特許を無償で全世界に公開

 

など世界初の安全システム等まだまだあります。

また、ボルボには1970年から24時間体制の自動車事故専門の調査チームを持ち、そのデータを用いて、現在も研究、開発を続け2020年以降のボルボ車による重大事故を0にすると言う目標を掲げています。

 

スペックやデザインより、何よりも安全にしたいと言う強い理念がボルボそのものです。

 

ボルボの歴史などについてはこちらに詳しくまとめています。

ボルボ V40とは?

V40 T3 InscriptionProject Kei / CC BY-SA

そんなボルボが、商品ラインナップの中に、激戦区のCセグメントステーションワゴン(競合車種、フォルクスワーゲン ゴルフ、メルセデスAクラス、BMW1シリーズなど)として代表的なモデルがボルボ V40です。

ボルボのフラッグシップがV90シリーズからV60と続き、もっともコンパクトなサイズとなります。

 

現行ボルボ V40は国内では2012年に登場しています。

2016年にマイナーチェンジされた後期型はトールハンマーをモチーフにしたヘッドライトなど、さらにカッコ良くなっています。

 

残念ながらV40は2019年で生産終了となりましたが、現在も根強い人気を誇ります。

 

初代モデルのボルボ V40は1995年から発売され、モデルチェンジはされているもの、現行で2代目となります。

 

先代V40(初代) 1995年~
2006-06-13 volvo v40 1Project Kei / CC BY-SA

2006-06-13 volvo v40 3Stephan Czuratis (Jazz-face) / CC BY-SA

現行V40(前期) 2012年~
2013 Volvo V40 (MY13) T4 Kinetic hatchback (2015-12-07) 01

2013 Volvo V40 (MY13) T4 Kinetic hatchback (2015-12-07) 02

現行V40(後期) 2016年~
2016 Volvo V40 (MY17) T3 Momentum hatchback (2018-10-12) 01EurovisionNim / CC BY-SA

2016 Volvo V40 (MY17) T3 Momentum hatchback (2018-10-12) 02EurovisionNim / CC BY-SA

・ボルボ V40の特徴とは?

V40 T3 Inscription dbProject Kei / CC BY-SA

公式サイトより

人を中心としたクルマ作りを実現したV40は洗練されたスカンジナビアンデザインと優れた安全装備で、
2013年当時の自動車業界をリードしました。
ボルボでは、車体を設計してから乗員を配置するのではなく、人を中心にデザインすることからはじめます。
そして、その乗員のニーズ、行動、喜び、幸せを囲むように車体を設計していきます。
ボルボは、乗員が本当に必要なものを知っている、
自由に操ることを楽しめる、そんな車を創造しています。

……………スカンジナビアンってなんだよ!!
っと思ったのですが、スカンジナビアとは、どうやら北欧のデンマーク、スウェーデン、ノルウェーを主に指す地域だそうです。

2012年には自動車安全テスト『ユーロNCAP』で現行V40が最高評価5つ星を受賞したボルボ V40ですが、主な特徴はどういった物なのかを見ていきます。

 

主な特徴は簡潔に言うと、世界最高水準の安全技術と充分な実用性、他の競合車たちと比べてブランドの押し出しは控えめなのに、プレミアムカーの品格はしっかりある、上品な車。

 

先進機能は当然のこと、やはり、ボルボ車の時点でそうですが、安全技術が一番の特徴ですよね!

 

そんな安全なイメージの強いボルボ V40はどのような技術が使われているのか見ていきましょう!!

 

自転車,歩行者検知機能付き自動ブレーキ、レーンキープ、ブラインドスポットモニター、歩行者保護ボンネットなど、最新の安全装備はすべてのグレードで標準装備なのです。

Volvo V40 D4 Inscription (LDA-MD4204T) frontTokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA

Volvo V40 D4 Inscription (LDA-MD4204T) rearTokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA

Volvo V40 D4 Inscription (LDA-MD4204T) interiorTokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA

因みに、LEDヘッドライト部分の『T』を横にした形は、北欧神話に出てくる雷神『トール』のトールハンマーをモチーフにしているそうです。

デイライトとして、またウインカーとしても機能します。

T2,T3,D4,T5、キネティック、インスクリプション、モメンタム、クロスカントリーの違いは?

ここでは、現行ボルボ V40のスペック、サイズ、燃費等を記載しています。
実際に中古車を購入するとき、検討する時の参考にしてみてください。

キネティック、モメンタム、インスクリプションの順にグレードが上がります。

モメンタムから運転席パワーシート、パドルシフト、インテリアライト、後席アームレストなどが装備され、インスクリプションでは助手席パワーシート、本革シート、シートヒーター、オーディオ機器のグレードが上がるなど上位グレードに上がるごとに快適装備や高級感が増します。

 

個人的にはコストと装備のバランスから、モメンタム以上のグレードをオススメします。

また、クロスカントリーは見た目そのままにサイズがSUV寄りだと思って下さい。

英数字の主な違いはエンジン形式と出力でクロスカントリーも同じとなります。

クロスカントリー
MY17 V40CCHerranderssvensson / CC BY-SA

Salon de l'auto de Genève 2014 - 20140305 - Volvo 10Clément Bucco-Lechat / CC BY-SA

T2      ターボ搭載ガソリンエンジン
T3      ターボ搭載ガソリンエンジン
D4      ターボ搭載ディーゼルエンジン
T5      ターボ搭載ガソリンエンジン

V40のスペック、サイズ、燃費一覧

グレード名 排気量 馬力(PS) トルク(kgm) 燃費(km/l)
T2 1.5 122 22.4 17.1
T3 1.5 152 25.5 16.5
D4 2 190 40.8 20
T5 2 245 35.7 15.9

さすがに国産レベルとはいきませんが燃費は優秀ですね!

以下サイズ一覧です。

グレード名 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm)
T2 4370 1800 1440
T3 4370 1800 1440
D4 4370 1800 1440
T5 4370 1800 1440
クロスカントリー 4370 1800 1470

クロスカントリーが高さが3cm高くなっています。

また一つ上のサイズであるV60は長さが約40cm程長くなりますので、かなり大きくなってしまいます。

・中古のボルボ V40は故障しやすい?評価は?

さて、中古車を購入すると考えた時に気になるのは、「故障」についてではないでしょうか?

中古車には故障しやすいリスクが少しはあるとはいえ、安全な車を購入して、安心して乗りたいですよね?

そこで、ボルボ V40は故障しやすいのか?安全に運転できるのか?について、そしてV40オーナーの評価についてお伝えします。

・故障率を他のメーカーと比較すると…

中古を含め、ボルボ V40は輸入車全般のイメージからか、日本では「故障しやすいのでは?」と言われています。

 

タイプ別の故障率は一般的には公表されていませんが、アメリカのJ.Dパワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとのランキングが公表されています。

この調査はアメリカで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。

米国内だけの調査になりますが故障・トラブルの数をそのままスコアにしているランキングで、スコアが高い=故障率が高いと言えます。

参照元https://www.jdpower.com/business/press-releases/jd-power-2018-us-vehicle-dependability-study

2018年度調査で、ボルボ社は、業界平均スコア142に対してスコア162、31社中22と何とも言えない微妙感です。

 

主な故障の事例ですが…現行モデルはまだ新しい車種なのでこれといった報告はございません。

ただ輸入車特有の世間のイメージからか、売る時はお値段がかなり下がりやすい傾向にあります。

逆に中古で買うときは、かなりのお買い得車になると予想出来るのが輸入車いい所でもありますね!!

 

輸入車全般的に言える事ですが、日本車と比べると電気系統の誤作動はよく起こりますがこれらは故障ではなく、トラブルだと言い聞かせる方が多いです。

 

とは言っても最近の車ですし、信頼度はかなりあるかと思いま
す。

ボルボ V40のオーナー評価は?

ここで実際のV40オーナーの評価を見てみましょう。

 

単体で乗れば非常に良い車ですが、もう一台所有している同クラスのVW車と比べて静粛性や、各SWのタッチ等の品質で劣ります。燃費はそれほど良くなく、他の外車の様にカタログ燃費と同等の値を出すこともありません。止まって眺めていればV40は素晴らしいデザインの車ですが、運転中の様々なフィーリング等、素の車としての比較であれば、同クラスの国産車以上、ドイツ車以下といったところです。
https://www.goo-net.com/car_review/40102501/64623.html

 

安全を最優先に考えるのがボルボなので、仕方ないですが、リヤシートのヘッドレストが大きくて後方の視界が良くない。乗る人の事を考えた結果だとは思いますし、座り心地は良いので同乗者に優しいと思います。 もう少しトランクスペースがあると尚更良かったです。
https://www.carsensor.net/catalog/volvo/v40/review/

 

おとなしいイメージのボルボですが、こんなに楽しく走ってくれるとは思いませんでした。 インテリアのセンスの良さもあり、スタイリッシュなデザインとバランス良くまとまっています。しかも安全に関する装備が上級モデルと全く同じことも好感が持てる。 日本のメーカーだと安いモデルにはコストダウンした物を採用して、高額モデルと差別化をしてますが、ボルボはそれはしません。 しかもボルボは故障が少ないので安心感もあります。https://www.carsensor.net/catalog/volvo/v40/review/

 

乗り心地はコンフォート寄りで長時間乗っていても疲れにくいようになっています。
ミニバンや国産のステーションワゴンなんかと比べると固く感じるかもしれませんが、個人的にはいい塩梅で調整されていると思います。

ロールは意外と少な目で旋回時も変に揺れたりしてなかったのでステーションワゴンに乗っている感じではなくスポーティーなコンパクトカーに乗ってるような感覚で乗れました。
まあ、ボディサイズが全く違うのでコンパクトカーのように小回りが効くわけではありませんが…。https://minkara.carview.co.jp/car/volvo/v40/review/?pn=2

ざっとメリット、デメリットをまとめると…

メリット

・疲れにくいシート

・他社にはないデザイン

・必要充分なパワー

・全グレード共通の充実した安全装備

デメリット

・後部座席が狭い

・以外に荷物が乗らない

・足回りは硬め

総評

買い!!

ほとんどの人の満足度はかなり高いです。

パワーとコストの両立ができる、ディーゼルエンジンのD4がオススメですが、ディーゼルエンジン特有のカラカラ音が気になる人がいるのも事実。(個人的には車外から聞く以外は全く気にならない)

・現行ボルボ V40を中古で買う!まとめ

Volvo V40 (facelift)
Motor Verso, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

現行モデルのボルボ V40について歴史や評価がわかったのではないでしょうか?

中古の現行ボルボ V40(後期型)の価格は走行距離5万㎞以内118.8万円~388万円

前期型なら64.9万円~248万円(2022年2月現在カーセンサー調べ)

あなたが、ボルボ V40と共に歩む人生のきっかけになれば幸いです。

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